どちらが早く泣けるかを競い合う「泣き相撲」が10日、甲府市中央4の銀座通りで行われた。0~2歳未満の約60人の赤ちゃんが泣きっぷりを競い合い、元気な泣き声が通りに響き渡った。
銀座通り商店街の活性化を目的としたイベントの一環で、今年で3回目。県内のアマチュア力士に抱きかかえられた赤ちゃんは、顔を突き合わせてにらめっこ。すぐに泣きじゃくる子や勝負の前から泣いている子、眠ったまま起きない子など、赤ちゃんの可愛らしい表情に、観客は大喜びだった。
見事な泣き声で勝利を収めた甲斐市富竹新田の川口ともちゃん(7カ月)の母・ゆきさん(34)は「人見知りですぐ泣く子なので、絶対勝てると思いました。泣き声のように元気に育っていってほしいです」とほほ笑んでいた。【小林悠太】
毎日新聞 2008年5月12日 地方版