生きていくことがアホくさくなるほどの映画である──とも言えるし、そんなショック受けるなよ、自分……とも。
結論的には、まあ大したことないので、悩むこともない。
先月、集英社を訪問したときに、文芸出版部の編集長──これまた『プラダを着た悪魔』みたいにかっこいい編集長女史からいただいた──というか正確には、PR会社の岩田女史がもらい、
「あたしどうせ読まないから、高木さんに差し上げます」というわけだった──川上弘美先生の『風花』を開く。
いっきに読んでしまって、5時か。
こうなると止まらないわけで、エージェントのエリカがいつか渡してくれた、森絵都先生の、『風に舞い上がるビニールシート』を開く。
これも止まらず、読み終えると朝の7時を過ぎていた。
妻も娘もいないので、家の中は音もしない。
濃いコーヒーを淹れた。
眠いのか冴えているのか判らない中、旧友の大河原がくれたSF『幻詩狩り』を開く。
ああ、目がチリチリする。
気づいたら、ソファで眠っていた。
夕刻、近所の中華飯屋で、かねてから気になっていた《ヤキソバ》を食う。
うまいか?──うん。
まずいか?──うん。
『幻詩狩り』を読みながら、ピーナツの大袋を食う。
やにわに腹がへってきて、21:00にもなり、街中の定食屋へ。
カツ煮定食……残念ながら、最悪。
脂っこい……しょっぱい……甘ったるい。
22:30から、とにかく何もすることなく、したいことなく、でかけたくもなく、ひとともあいたくなく、純然たる、出不精系・鬱の感じで、ソファに寝転び、天井の、やたらと眩しい電球を見つめたりしてみる。
いくらか眠ってしまったのか?
目覚め、起きて、今が何時かも確かめる前に、荒れた自室の掃除。
ゴミをまとめ、ペットボトルのラベルを剥がし、請求書をファイリングして、領収書は引き出しに。
ダイレクトメールは資源ゴミに、ビールのアルミ缶はすすぎ……。
最後に、床に掃除機をかけた。
ナンタラいうボタンがあって、それを押すと、ヘッドの動きがヘンだ──ヘッドには押しつけがましいローラーがあって、勝手に動き回るのだが、その動きがヘンだ。
結論的には、まあ大したことないので、悩むこともない。
「あたしどうせ読まないから、高木さんに差し上げます」というわけだった──川上弘美先生の『風花』を開く。
いっきに読んでしまって、5時か。
こうなると止まらないわけで、エージェントのエリカがいつか渡してくれた、森絵都先生の、『風に舞い上がるビニールシート』を開く。
これも止まらず、読み終えると朝の7時を過ぎていた。
妻も娘もいないので、家の中は音もしない。
眠いのか冴えているのか判らない中、旧友の大河原がくれたSF『幻詩狩り』を開く。
ああ、目がチリチリする。
うまいか?──うん。
まずいか?──うん。
やにわに腹がへってきて、21:00にもなり、街中の定食屋へ。
カツ煮定食……残念ながら、最悪。
脂っこい……しょっぱい……甘ったるい。
目覚め、起きて、今が何時かも確かめる前に、荒れた自室の掃除。
ゴミをまとめ、ペットボトルのラベルを剥がし、請求書をファイリングして、領収書は引き出しに。
ダイレクトメールは資源ゴミに、ビールのアルミ缶はすすぎ……。
最後に、床に掃除機をかけた。
ナンタラいうボタンがあって、それを押すと、ヘッドの動きがヘンだ──ヘッドには押しつけがましいローラーがあって、勝手に動き回るのだが、その動きがヘンだ。