中国・四川省東部でM7.8の大地震 重慶で4人死亡、四川省でも1人死亡のもよう
12日午後、中国の四川省東部でマグニチュード7.8の大きな地震があった。現地メディアは、この地震で小学校が倒壊して、児童が死亡したと伝えている。
12日午後3時半ごろ、中国・四川省でマグニチュード7.8の大きな地震があった。
震源地から400km離れた村の人は、「(揺れはどうでした?)強烈でした。(村人は今どうしています?)家の外に避難しています」と話した。
中国・成都では、病院から飛び出してきたのか、点滴を受けたままの男の子の姿も見られた。
また、物が当たったのか、頭から血を流している女性の姿も見受けられた。
また、バスローブのまま逃げてきたとみられる、外国人観光客とみられる一団もいた。
中国中央テレビの現地記者は、「建物から逃げ出すときにけがをして、血を流している人がたくさんいました」と伝えた。
震源は、成都の北西150kmのチベット族自治州で、日本の気象庁は、震源深さはおよそ10kmとしている。
中国国営メディアは、この地震により、重慶で小学校が倒壊して4人が死亡し、負傷者が100人以上出ていると伝えているほか、四川省でも1人が死亡したとしている。
一方、成都には、日系企業50社以上が進出していて、留学生をあわせると229人の日本人が滞在しているとみられているが、重慶の日本総領事館には、被害情報は入ってきていないという。
(05/12 19:05)