前橋放送局

2008年5月12日 19時50分更新

硫化水素自殺 1人身元判明


12日午前、富岡市の駐車場で、男性3人が車の中で死亡しているのが見つかり、これまでの調べで運転席にいた男性は富岡市の24歳の会社員と分かりました。
警察では3人が硫化水素を発生させて自殺したものとみて他の2人の身もとの確認を急いでいます。

12日午前9時すぎ、富岡市白岩の温泉施設の跡地の駐車場で、停めてあった乗用車の中で男性3人が死んでいるのが見つかり、車の中から硫化水素が検出されました。警察の調べによりますと、このうち運転席に座っていた男性は、車の持ち主の、富岡市に住む24歳の会社員とわかり、この男性の自宅で遺書が見つかったということです。
他の2人は、助手席と、後部座席の後ろにある荷台に座った状態で見つかり、持っていた免許証から兵庫県の19歳の少年と高知県の33歳の男性とみられていて、警察で身もとの確認を急いでいます。また車の前後のガラスには「毒ガス発生中。開けるな」などと書かれた紙が貼ってあったということで、警察では3人が硫化水素を発生させて自殺したとみて、3人の関係や動機などを詳しく調べています。