エスカレーター事故、同型は東京・名古屋に65基2008年05月12日15時20分 名古屋市営地下鉄のエスカレーター事故を受け、国土交通省は12日、日本オーチス・エレベータ(東京都中央区)製の事故機と同じ型式のエスカレーターについて緊急点検を行うよう、設置場所の鉄道事業者と東京都に要請、緊急点検を始めた。 同型式は東京と名古屋に66基あり、事故機を除く65基が点検の対象。東京都内の5駅と東京国際展示場など2施設、名古屋市内の3駅に設置されている。事故機に発生していたようなボルトの欠損がないかなどを点検する。19日までに同省に報告するよう求めている。 東京のゆりかもめ・芝浦ふ頭駅のエスカレーター1基で昨年、6本あるボルトのうち2本が折れているのが見つかり、同社が9月に同型式を点検。今回の事故があった久屋大通駅でボルトの破損が見つかり、補強を行っていた。 この補強について同社は、東京都内の47基の同型式のエスカレーターについても進めていた。すでに交換を終えているところもあるという。 制御装置の台座を固定するボルトを直径16ミリから20ミリに交換する作業で、同社広報室は「より強固な構造にするため」と説明している。全同型式で補強工事を実施する予定という。ただ、すでに何基を完了したかは明かせないとしている。同型式を設置している東京都交通局は「補強する方向でオーチス社と調整している」としている。
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