中国・四川省で強い地震　Ｍ７・５、成都で家屋倒壊

　【北京１２日共同】米地質調査所（ＵＳＧＳ）によると、中国・四川省などで１２日午後２時半（日本時間同３時半）ごろ、同省を震源とするマグニチュード（Ｍ）７・５の地震があった。同省成都の関係者は、市内で家屋が倒壊したと語った。

　北京や台湾の建物で揺れを感じたほか、ロイター通信などによるとバンコクでも建物が揺れた。ＡＰ通信によると、北京のビルで数千人が避難した。

　ＵＳＧＳによると、震源は成都の北西約９０キロで、震源の深さは約１０キロ。

　中国地震局当局者は同日、四川省で「マグニチュード７・６の地震があった」とした上で「具体的な状況については現在調査中だ」と述べた。

　新華社電は成都、重慶市、鄭州市などで地震の揺れを感じたと伝えた。

　ＵＳＧＳはマグニチュードを初期値として７・８としていたが、その後修正した。