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平沼議員 選挙前に新党“侍”結成か

 郵政造反組で無所属の平沼赳夫元経済産業相が11日、フジテレビ「報道2001」に出演し、次期総選挙前の新党結成に強い意欲を見せた。平沼氏は「選挙前に新党を立ち上げるのもやぶさかではない」と話し、名称については「新党侍」とする意向も示した。状況次第では次期衆院選後に自民、民主両党に続く第3極となる可能性もあり、言動が注目されている。

 「昔、侍ということを言われた気がします」と平沼氏。番組司会者から「新党“侍”ですかね?」と問われ、「ええ、侍がいいんじゃないかと。日本は“侍精神”を持っている。そういう良い政党の名前を考えねばならないと思っている」と力強く話した。

 「今は“ブレない政治家”を1人でも多く、永田町に送らなきゃならないと、全国を応援して歩いている。これを一生懸命やって、選挙前にまとまってくれば、新党を立ち上げるのもやぶさかでない」と次期衆院選前の“新党侍”結成への思いをにじませた。

 平沼氏はさらに、「今の代議士はコロコロ変わる」と批判。自身が郵政民営化関連法案に反対し、自民党を離党した経緯もあり「長い歴史と伝統と文化のある日本にとって、守るべきものは守っていく」と強調した。

 注目されるのは平沼新党がどういう議員らと組むかだ。これまで「衆参で30人以上は欲しい」と話しており、無所属議員と支援している郵政造反組の城内実氏らに参加を呼び掛けることは濃厚。さらに自民、民主両党からも集める意向とされる。「国民新党とは考え方は同じ」とし国民新党との連携も示唆している。

 民主党の小沢一郎代表とは先月28日に都内の料亭で会談し、民主党への協力を要請された。その2日後には、自民党の伊吹文明幹事長と食事。今月8日には国民新党の綿貫民輔代表らと会談するなど、各党の幹部と会談を重ねている。平沼氏は「キャスティングボートを握るのが新しい受け皿の使命」としており、次期衆院選後に過半数に届かない「自民・公明」か「民主党を中心とした野党連合」と組んで“平沼新党政権”を発足させたいところだ。

 ただ、平沼氏は「HANAの会」(平沼氏、麻生太郎前幹事長、中川昭一元政調会長、安倍晋三前首相)のメンバーとの関係が強く、「民主党よりも自民党寄りの第3極になるのでは」(永田町関係者)との見方も。その一方、「小沢氏が平沼新党に民主党議員をレンタルして、選挙後に連立を組む。その際の首班は平沼さん」(与党関係者)との臆測も出ている。

[ 2008年05月12日 ]

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