[AML 19494] 岩国まで行って自分の目で確かめた上で間違えた人
元記事:「岩国まで行って自分の目で確かめた上で間違えた人」
勝手にAMLに転載した「ikeda kayoko」氏に抗議します。丸ごと転載したい場合はコメント欄ないしメールで問い合わせてからにしてください。(事前に打診があれば許可を出しています)なお、引用の範囲ならば特に許可は要りません。
ただ、この転載騒動は結果として坂井貴司さん御本人からの反応を得ていますので、それを紹介しておきます。
[AML 19517] 「死んでも治らないバカ」が送ります
坂井貴司です。
ikeda kayokoさん[AML:19494]は、私が岩国基地で見たF/A-18ホーネット戦闘機はエンジンは1基ではなく2基だと指摘されました。私はエンジンが一つだと思っていましたけれど、それは間違いでした。
私は近眼ですので、F/A-18のエンジンが2基だとは判りませんでした。次は度のあった眼鏡をつけて見に行きます。
間違いを指摘していただき、ありがとうございます。
それから、F/A-18はエンジン騒音が、出力の大きなF-15よりも大きいということも教えていただきました。貴重な情報です。
でも、私はF/A-18とF-15のどっちが静かなのか比べても無意味だと思いますけれど。両方とも音速を越えます。音速を越えた時に発生する衝撃波のすさまじさを、私は岩国で自分の体で感じました。毎日これを聞かされる岩国市民や周辺の人々の苦痛を想像すると、それはたまりません。
>私はF/A-18とF-15のどっちが静かなのか比べても無意味だと思いますけれど。
おかしいですね、そもそも比べようと言い出した張本人は、坂井貴司さんの筈ですが。
>両方とも音速を越えます。音速を越えた時に発生する衝撃波のすさまじさを、私は岩国で自分の体で感じました。
航空ショーのデモフライトで超音速を出すことは無いです。あんな低空で20万人も観客が居る前で音速を超えてソニックブームを発生させていたら、大惨事ですよ・・・出店のテントは全部吹っ飛んじゃいます。そんな馬鹿な事をする筈が無いし、被害が発生していない以上、音速突破は行われていません。(昨年の高速フライパスデモではマッハ0.99とアナウンスされています。今年は速度のアナウンス自体が無かった模様)坂井貴司さん、貴方は"超音速の衝撃波"を体感していません。それでも超音速の衝撃波を体感した、と言い張るなら「衝撃波って音だけで衝撃なんて無いんですね」という事になりますが、良いんですか?
ソニックブーム - Wikipedia
とりあえずソニックブーム(超音速衝撃波)について調べる事から始めた方が良いと思います。なお岩国FSD当日は湿度が高かったので飛行中の機体には頻繁にベイパー(霧)が掛かりましたが、あれは音速突破の証ではありません。ベイパーの雲は機体が音速に達していなくても発生します。
>毎日これを聞かされる岩国市民や周辺の人々の苦痛を想像すると、それはたまりません。
音速突破による衝撃波の被害があるとしたら、基地周辺よりはむしろ訓練場付近が多くなる筈です。離発着時は速度が乗らないのですから、基地周辺で音速を超えるケースは殆ど無いはずです。
F/A-18C戦闘機は、高度5000フィート(1524m)でマッハ0.8巡航からマッハ1.08まで加速するのに21秒掛かります。そしてこの間に5kmくらいは飛んで行ってしまいます。これは水平飛行の話ですから、離陸から上昇しつつ速度を上げていくとしたら、仮にアフターバーナー全開で飛ばしても音速を突破する頃には基地から遠く離れてしまっています。
また当然ですが、特に必要性も無いのに超音速は出しません。F/A-18C戦闘機は巡航速度がマッハ0.8〜であり、迂闊に超音速を出していると燃料を大量消耗してしまいます。だから基本的に音速突破は訓練で決められた場合でしか行いません。ですから超音速突破による衝撃波云々を問題にするなら、超音速巡航を可能とする新世代機F-22戦闘機の配備を注意した方が良いでしょう。従来機は早々頻繁に超音速を出す事はありません。
坂井貴司さんは[AML 19517]の最後で「そして、初歩的な事実の間違いを指摘されて、そこから攻撃されないよう注意しなければならないと改めて認識しました。」と締め括っています。しかし言った傍から間違っているわけですから、前途多難です。