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憲法9条Tシャツ製作 沖教組教育研、毎月9日着用を提案2008年5月12日

憲法9条Tシャツを説明する(左から)沖教組教育研究所の山本隆司事務局長、北島角子さん(中央)ら=10日、那覇市首里

 平和への思いを誰でもいつでもできる方法で表現したいと、沖教組教育研究所は、ウチナーグチで憲法9条の条文を書いたTシャツをこのほど製作し、10日、那覇市首里崎山町のアルテ崎山店で発表した。デザインは“9”の数字と、9条を世界的な財産にしたいという思いを込めて地球儀を用いた。同研究所は毎月9日を9条の日とし、同Tシャツの着用を提案している。

 同研究所の山本隆司事務局長は「普段の生活ではあまり意識していない憲法9条も、一度気付くととても気になり、よく見えてくる」と述べ、よく見ると黒い「9」の数字が浮かび上がるTシャツのデザインに込めた思いも話した。
 舞台女優の北島角子さんが条文をウチナーグチに訳した。北島さんは「憲法というと堅くて難しいけど、自分の土地の言葉で読むと生活の中で身近に感じ、分かりやすい」と話し「平和を『訴える』とか『拳を上げる』というのではなく、軟らかい言葉で伝えることが大切」と平和に対する思いを語った。17日の5・15平和行進では、日教組の組合員ら200―300人が、同Tシャツを着て参加する。問い合わせは県学校用品098(867)3683。


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