母児共に亡くなってしまいました
テーマ:バミュの日常(哀)おいらが呑気に
旅行へ行っている間に
静岡県あたりで
ずいぶん騒がしいことに
なっているようです。
静岡厚生病院で
常位胎盤早期剥離で
母児共に亡くなってしまったようです。
家族も病院関係者も
さぞ残念なことでしょう。
それと共に
自分が同じ立場になった場合
どういう風に
振舞えるか
とても緊張します。
ひとつは
医療的な判断、技術の面から。
もうひとつは
患者さん死亡後の
状況に対して。
まぁ、色々思うところはあった。
書かないけど。
でさ、気がついた。
おいら、
勘違いしてた。
福島県の事件があったから
もう
産科の状況って
結構理解がえられているのかと思ってた。
でも
甘かったね。
いろんな
サイトを見ると
「今の時代に母児が死亡するなんて考えられない」とか
「これは医療ミスです」とか
「医療は結果責任です」っていう
書き込みなんかもあるんね?
こえぇ。こええよ。
例え1万分の1であっても
死亡は起こるだよね。確実に。
だってそういう病気なんだもん。
そして
その数倍の人が
危なかったけれども
一命を取り留めているんだ。
おいらは
幸い
死亡事例には当たっていないけれども
危ない橋はヨロヨロ渡ってきますた。
何度も
もうダメかもと泣きそうになりつつ
俺らがあきらめてどうする!って
がんばったわけよ。
ベテランの医者なら
もっともっと怖い思いをしているはず。
福島の事件が
例え一審でも
有罪になれば
産婦人科医やめようと
思ってたけど
この事件が
刑事になっても
やめよっと。
理由は怖いからじゃなくて
しらけるから。
■確かに
私も、助産師ですから偶発的に死亡例に直接ではないにしろ一職員として事例に関わったことが3例もあります!
一時期は助産師辞めたくなりました。
今は、産婦人科廃止になったから他科の看護師しているけど…
正直言うとあの張り詰めた感じかなくて今は少し気が楽です。
結果主義のこの世のなか
一生懸命やっても報われない世界。益々、医療破壊路線真っ白です(悲しい)