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自閉症の男児に暴力/伊勢原のNPO法人理事長
- 社会
- 2008/03/08
障害児らの支援活動を行っている特定非営利活動法人(NPO法人)「LAHアシスタンススクールつくしんぼ」(伊勢原市池端)の関口鉄也理事長(46)が、自閉症の小学四年生の男児(10)を約一時間半にわたって怒鳴り声でしかり、頭を叩くなどの暴力を振るっていたことが七日、分かった。男児の母親は「明らかな虐待だ」と憤っている。県と市は児童虐待の疑いがあるとして、不適切行為の改善を指導する方針。
市や同施設(同施設)の関係者によると、関口理事長は五日夕、男児の両手を持って立たせた上、怒鳴り声で説教。男児の首を持って上に持ち上げたり、壁に押しつけたりしただけでなく、頭を叩いたほか、足も蹴った。男児はおびえて泣きだし、トイレに逃げ込んだため、いったんは中断したが、叱責(しっせき)は約一時間半にわたって続いたという。
男児が作ったランプシェードをほかの児童(5)が床に落としたため、男児が児童をたたいたことが発端で、関口理事長は同施設職員の制止を振り切って暴力を振るったという。
男児は一時預かりで同スクールを訪れ、この日は工作をしていた。スクール内で関口理事長の暴力を目撃した同施設職員三人が同日夜に男児宅を訪れ、「児童虐待があった」と認めた上で、両親に「理事長を止められなかった。申し訳ない」と謝罪したという。
関口理事長は「確かに(男児の)手を持って立たせ、頭を軽く叩いた。叱り方が大声できつかったかもしれないが、虐待はしていない。首を持ったり、蹴ったりはしていないし、一時間半も説教はしていない」と話している。
母親は「厳しい指導と暴力は異なる。一時間半にわたって虐待され、(息子は)心理的に傷ついた。許せない」と話している。
県と市は七日、事実確認のため、同施設を訪問し、関口理事長から事情を聴いた。暴力を目撃した同施設職員からも聞き取り調査をしており、今回の不適切行為について近く改善指導する方針。
同NPO法人は、学習障害や注意欠陥多動性障害、知的障害、自閉症などの児童を対象に学習サポートを行っている。一月には同市民四十八人が利用している。
「先生は裏切ったと泣いている」と母親
男児の母親に、関口理事長の暴力と男児の様子について聞いた。
-理事長の行為をどう思うか。
「子供同士のささいなけんかだったはず。自閉症の子供に一時間半も暴力を振るいながら大声で怒鳴り続けるなど、信じられず、理解できない」
-今回の行為を指導と思うか。
「だめなことはだめと言葉で伝えれば子供は分かる。明らかな虐待で、指導とは言えない」
-児童の現在の様子は。
「(理事長に)何をされたかについて(子供は)自分の気持ちをうまく説明できない。ただ『先生は裏切った。乱暴だ』と話し、(五日の)夜になると泣いていた。(施設には)もう行かないと話している。かなりのショックを受けているようだ」
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ji1dnq
[2008/03/09 14:27:31]
この記事を見て思うのですが、最近の親は過剰すぎるほど虐待と言う言葉を乱用していると思う。親自身が自分の子供に対して自閉症とそうではないことを区別して接しているのでは自閉症児であれ普通であれ、悪いことをしたら、しっかりと子供にたいして親自身が怒らないと
軽く頭を叩くとか大きい声が虐待と判断するのは異常です。
被害者の親
[2008/03/09 19:21:02]
事件被害者の親です。この記事だけでなく、他の記事も読んで下さい。所員3名の方が「警察を呼びますよ!」と言って止めているのです。自宅にこられて涙声で「止められませんでした、すみませんでした。」と言われていたのです。腕にあざができると思います、お腹とか頭とか、後から何か症状が出るかもしれません、注意してあげてくださいと仰っていたのです。この証言は嘘、誇張とは到底考えられませんでした。
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NPO法人の理事長が自閉症の子供に暴力
[localnews|2008/03/09 23:31:51]
障害児らの支援活動を行っているNPO法人の理事長が、自閉症の10歳の児童に対し暴力を振るったニュースについて。