医療安全対策を職種や立場を超えて普及させるため、「医療安全全国共同行動推進会議」(議長・高久史麿自治医科大学長)は5月17日午後1時から4時まで、東京都千代田区の経団連ホールで「医療が変わる! 医療安全全国共同行動キックオフ・フォーラム」を開催する。
昨年11月に開催された医療の質・安全学会で、医療の安全と信頼を確立するために職種や立場の壁を超えて医療安全に取り組むことが提案された。これに賛同した日本病院団体協議会や日本医師会、日本看護協会、臨床工学技士会などが同会議を発足させ、医療関係者が互いに連携して医療安全対策に取り組む「医療安全全国共同行動“いのちをまもるパートナーズ”」を5月からスタートさせることを決めた。
全国共同行動では、5月からの2年間、「危険薬の誤投与防止」「危険手技の安全な実施」「医療機器の安全な操作と管理」など8項目の医療安全対策を普及させるためのキャンペーンを展開していく。
また、全国の病院が自主的に参加登録して組織的な活動を実施し、地域内の病院などと協力しながら医療の質と安全の確保を目指す。
同会議は「全国の病院と医療にかかわるすべての人々、医療の質と安全性の向上を目指すさまざまな団体に参加してほしい。共に力を合わせて医療事故の防止と信頼される医療の確立を実現したい」と呼び掛けている。
参加は無料。問い合わせは、同会議事務局022(717)8197。
詳しくは医療の質・安全学会のホームページで。
http://qsh.jp/kyodokodo/index.html
更新:2008/05/12 08:24 キャリアブレイン
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08/01/25配信
高次脳機能障害に向き合う 医師・ノンフィクションライター山田規畝子
医師の山田規畝子さんは、脳卒中に伴う高次脳機能障害により外科医としての道を絶たれました。しかし医師として[自分にしかできない仕事]も見えてきたようです。