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2008/04/30

日本僑報電子週刊 第740号★北京オリンピックまであと100日記念特集

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    日本僑報電子週刊 第740号 2008年4月30日(水)発行
    http://duan.jp 編集発行:段躍中(duan@duan.jp)
       ▲日中交流研究所 http://jc.duan.jp/▲  
       ■段躍中日報 http://duan.exblog.jp/
   ◆「ミニ僑報」http://mini.mag2.com/pc/m/M0068337.html
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       〜北京オリンピックまであと100日〜
     ◇長野・聖火リレー、取材そして反響特集号◇
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編者より

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 今日は、正刊にかえて、特集号を2本をお送りいたします。
5月4日の漢語角ですが、いつもどおり行います。

 漢語角に地図ができましたhttp://duan.exblog.jp/7801111/
高倉さん、ありがとうございます。

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 北京オリンピックまであと100日となりました。今日は記念すべき日だ
と思います。そこで、長野聖火リレーを取材した写真、読者からの反響、
関連報道を配信いたします。

 長野の取材では、600枚以上の写真を撮りました。それから、携帯電話
のカメラで撮影した43枚の写真をブログに掲載いたしました。

 長野聖火リレーでは、読者の方々から大きな反響をいただきました。先
週、「長野・聖火リレー応援」号外http://duan.jp/link/20080425.htm
お送りしたのですが、配信後に続々とメールやお電話をいただきました。
関心の高さのあらわれだと思います。感想・批判等、多様な意見をいただ
きましたが、目標はみな同じで、「日中相互理解を深めるため」だと感じ
ました。

 ブログに匿名で掲載させていただき、下記に反響一覧をまとめました。
ご高覧いただき、ご意見お寄せいただければ幸いです。

 また、別のメーリングリストに、「ともにオリンピック聖火リレーを迎
えましょう!」http://duan.jp/link/20080420.htmに関する批判のメール
を頂戴いたしました。呼びかけの発起人の一人で、朱建栄・東洋学園大学
教授に転送いたしましたところ、氏からご意見をいただきました。それか
ら、劉岸偉・東京工業大学教授からも特別寄稿を頂きました、あわせて掲
載させて頂きます。

 段躍中@2008.4.30午後3時4分
 
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◇特集目次

◆読者からの反響
◆朱建栄・東洋学園大学教授からの「コメントのコメント」
◆劉岸偉・東京工業大学教授の特別寄稿
◆長野・聖火リレー取材

◇関連報道
◆18歳の中国人留学生 長野聖火リレーで負傷

◎(談話)長野聖火リレーで日本人男性が中国国旗を奪取
 取り返した中国人留学生・李明明さん 額を負傷
  「中国経済新聞網」4月28日 

◎右翼、長野聖火リレーで騒動
 中国人留学生 勇敢に国旗をかばう
 米国『僑報』4月28日

◆長野聖火リレーに関する在日中国人メディアの報道


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◆読者の反響

反響 「何の意味 私は、恥ずかしい限りです」(タイトル・段躍中)
http://duan.exblog.jp/7776342/

反響 【長野・聖火リレーで 相互理解と平和を望むオリンピック精神
の高揚を】を読ませていただきました
http://duan.exblog.jp/7777087/

反響 号外の情報を頂きました。大変参考になりました。 
http://duan.exblog.jp/7777140/

反響 「中国の国威発揚のためではない」という部分に注目しました。
http://duan.exblog.jp/7777181/

反響 メッセージの趣旨に賛成です。
http://duan.exblog.jp/7777277/

反響 私も応援行列に立たせてくださいませんか?
http://duan.exblog.jp/7777307/

反響 「江戸の仇を長崎で討つ」
http://duan.exblog.jp/7787445/

北京から 聖火リレー応援皆様への御礼のメールです
http://duan.exblog.jp/7787454/

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◆朱建栄・東洋学園大学教授からの「コメントのコメント」

段躍中さん

転送されてきたコメントを読みました。まず頭に浮かんだ感想は「只許
州官放火、不許百姓点灯」というものですね。
簡単ながら以下の「コメントのコメント」を関係者の皆さんに送って
いただけませんか。 


一、何がこれほど多くの中国人を長野に繰り出したのか。

(1)パリなどでの執拗な妨害です。ライス・米国務長官は「チベット問題
などを中国に別途申し入れてよいが、それを北京五輪に絡ませて妨害する
ことは中国人全体を敵に回すようなもの」と言いました。シンガポールの
リー・シェンロン首相は「聖火リレーへの妨害中国若者の一生涯に影響を
及ぼす」(原文は「美國人及歐洲人將意識到這些侮辱中國及中國人,將影
響他們的一生」)と言いました。まさにその通りになりました。

(2)日本を含めた多くのマスコミの偏向報道への反発です。たとえば次の
ような偏向報道がある。

A 2005年の「反日デモ」で北京の日本大使館へ投石があって、それは当時、
原因と背景を不問にして「中国人と中国警察はいかに法律を守らないか」が
もっぱら伝えられた。しかし今回、世界各地の中国大使館への投石を含め
た過激な攻撃、聖火リレーへの妨害は法律違反と問われずに、もっぱら
「中国のチベット弾圧が悪いため」と「原因追究」に向けられた。

B 3月14日の暴動の真相について、一方的に「亡命政権側は中国軍は140人
以上を虐殺」と伝えたが、中国政府の調査結果「その140人のうち、名前が
あるのは50人のみ。さらにそのうち住所も名前もあるのは5人だけ。5人の
うち、4人は健在、あと一人は該当者いない」(映像つき)は伝えられて
いません。ちなみに、これについての亡命政権側の反論はいまだに聞かず。
また、あらゆる暴動対策の現場で、解放軍は一人も出動していない。全て
警察か、武装警察(日本の機動隊と同じ)です。

C あたかも「大勢」の国はチベット問題で北京五輪ボイコットをしている
ように伝えられるが、長野の聖火リレー後の27日朝になって、「日本は
なぜ中国にもっと厳しくしないか」とのテレビでの追究に対して高村外相は
「実はチベット問題関連で北京五輪の開幕式をボイコットすると表明する
G8の国はひとつもない」と認めた。それについても、それまでの報道では
一度も見たこと、聞いたことはないような気がしますが〜

(3)チベットに関する真相を伝えないことへの反発です。

この200年以来、チベットを独立国家と認めた国は一つもない、1950年代
半ば以降のいわゆるチベット独立運動や蜂起は、朝鮮戦争後の対中封じ
込め政策を取る米CIAの訓練と武器提供によって行われたもの(ダライ・
ラマの兄はその訓練を受けた一人)。

1959年までのチベットは全世界でももっとも暗黒な奴隷社会で、先進国で
否定されている政教合一の制度であり、59年以後の民主化改革で100万人
以上の奴隷が解放された。今のチベット自治区の議長や主席はかつての
奴隷だった。その後、チベットの現状にもっとも不満なのはかつての特権
階級の地位を回復したい僧侶層であること。

「チベットの宗教弾圧」と批判されるが、チベット自治区の270万人の
チベット人のうち、僧侶は12万人以上。人口比で僧侶が世界で最も多い
地域の一つです。

(文化大革命による宗教寺院の破壊などの失敗を弁護するつもりは毛頭
ない。ここでは日本などのマスコミが伝えていないチベットの真実を
説明しているだけ)

以下のチベット歴史ドキュメンタリーはどうせ「共産党のプロパカンダ」
と言われるでしょうが、騙されるつもりで一瞥をお勧めします。
http://tv.people.com.cn/BIG5/14645/25059/119554/index.html

中国語の文字資料なら、以下をご参照ください。

時事中國:農奴制下的舊西藏 黒暗更甚中世紀西歐

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二、  いくつかの首を傾げざるを得ないコメントへのコメント:

(1)「仮に北京オリンピックの時期に、日本人選手を応援する日本人留学
生などが日章旗を手に手に整然と長安街を行進したとしても、それを
見た中国人はどんな気持ちになるでしょうか。」

コメント:まず、今回は五星紅旗を掲げた「整然とした行進」は行われて
いません。リレーの通過するルートの両側での応援のみでした。

次:去年末の日本文化フェスティバルで数千人の日本人は北京の目抜き
通り王府井で、和服で日本の踊りをしながら行進。多くは日章旗を手に。

また:過去は不可能だったと思いますが、今回の北京五輪に、たとえば
マラソンなどのコース両側に多くの日本人は日章旗を、もしくは日本語を
習う中国人は日中両国の旗を掲げることは当然ありうる。在中国の日本
人在住者(企業を中心に)の多くはそのような応援を計画していると
関係者から聞いています。

ちなみに、今回の長野でも、多くの中国人は日本への感謝、日中協力を
示している。マスコミはそれを伝えなかっただけです。

段躍中さんのブログご参照:http://duan.jp/link/20080426tp.htm


(2)「長野行きを呼びかけた日本の大学の中国人教授の多さに驚くととも
に 外国の日本でこのような行為は穏当ではないと思いました」

 コメント:呼びかけ人の一人として答えますが、おそらく一生涯に一
度だけの、生活の地で出会うこの祖国関連の歴史的なイベントに、日本の
支援への感謝を表し、日本国民と一緒に歓迎すること、法律を厳守する
よう呼びかけることに、どこが問題かとぜひご指摘いただきたい。

一つ秘密を披露しますが、この呼びかけ文は短い期間、私たちの学者仲
間のほんの一部に声をかけただけで、早く締め切ったが、発表後、もっと
多くの学者、芸術家、ジャーナリストから「なぜ教えてくれなかったの
か」の苦情が来て困りました。なお、以下のような日本人からの声も
多くいただきました。

「”呼びかけ文”拝読しました。在日中国人の人々の気持ちが良く理解
できました。ありがとうございました。池田  」

「呼びかけ文拝読しました。趣旨にまったく賛同です。中島 」

(3)「私なら、「カラス、ナゼナクノ????」の日本民謡を全員で歌いあえ
れば十分だと思います。あるいは、誰も行かず、チベット独立派と日本
右翼団体の独奏を敢えて許しましょう。」

言論自由ですから、このような発言も面白いと思いますが、マスコミの
圧倒的な中国批判、独立派や右翼の挑発、妨害を前に、中国人が「カラス、
ナゼナクノ????」と歌う光景を想像してください。全世界の目に、去勢
された「チャンコロ」と笑われても仕方がないでしょう。武士道精神を
有する日本で、侮辱に対して、日本人も「カラス、ナゼナクノ????」と
歌えるのでしょうか。

もちろん、僕も、中国政府は直接にダライ・ラマと対話すること(それは
過激派を孤立する一番の方法)を前から主張し、北京オリンピックに向け
て、中国政府や国民はいかに謙虚で自信に満ちた胸襟を見せるか、いかに
五輪を通じて自己改革を加速するかを願っています。しかしこれは以上の
議論とは離れていますので、省略させていただきます。

 海外出張直前の深夜、乱筆乱文で書いたもので、問題があればぜひ
ご指摘ください。

  最後に、ふと一つ、答えではない期待を申し上げたいと思います。日本
にこれほど多くの中国人教授がいるのは、エリートが大勢日本に学びに来て
おり、今は学界の一角を占め、日本語も堪能であり、急速に台頭する中国
に関する勉強ブームがあるためだと考えられます。同じように、より多く
の日本人が中国に留学し、中国の学界と学生の前でちゃんと渡り合えるよ
うな日本人教授が早く誕生するよう祈っています(中国語ぺらぺらのアメ
リカ人教授、テレビで活躍するヨーロッパ系タレントがいるとは聞いています)。

朱建榮

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追伸、日本友人からの、長野に関する感想をいくつか紹介します。

(1) 「ある全国テレビのディレクター」 

お世話になります。長野へ行きたかったのですが、東京で仕事でした。
チベットの旗を持って騒いでいるのはほとんど日本の若者ですね。若者
といっても、思想的に成熟しているわけではなく、単に、普段から世の
中に不満を持っていて、仕事にもつかなくて、漠然と中国に反発して、
たまたまチベットがあったから(台湾でもよかった)、不満のはけ口と
してその運動に加担したという、軽い右翼、「ネットウヨ」という言葉
があるようですが、と見受けられました。深刻な問題です。
中国人に逮捕者がいなかったのが救いでした。
 
(2) 「ある協会の課長」

☆長野に行ってきました。道々、留学生など中国の若者たちに何処から
きたの?と声をかけてみましたが、彼らの情熱と誠意がよく伝わってき
ました。市民はじめ日本の人々と対話し、仲良くやっていこうという配
慮が処々に感じられ、私はとても好感を持ちました。
 一方で、フリーチベットを連呼する人たちの中に、かなり多くの雑多
な人たちが入り込んでいて、挑発的な言辞や、行動が見られ、また大音
響でがなりたてる様子は、まるで右翼そのもの。これでは支持は得られ
ないな、と思いました。
 報道では紙くずが投げ込まれたような些細なことまで、地図入りで解
説していましたが、「唯恐不乱」の野次馬根性が丸出しですね。興味本
位の報道過熱は、良識はどこに?と思わずにはいられません。
 とにかく無事に予定コース完走が果たされたことは良かったと思います。
 沿道で声援していた役員は、ランナーの後に続く車中の中国側代表と
お互いに会釈を交わせたとたいへん喜んでおりました。

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特別寄稿 騒動の中に思うこと

東京工業大学  劉岸偉

連日の聖火リレーのテレビ中継やチベット問題を巡る西側メディアの中
国非難のパフォーマンスを目の当たりにして、さしあたって「愚劣」の
二文字以外、思い浮かべる言葉はない。怒号、罵声、ヒステリックなリレー
妨害の画面を見て、大陸、海外を問わずすべての心ある中国人は侮辱さ
れている思いがつのり、強く憤りを覚えるのは当然です。私は義和団式
のナショナリズムには反対だが、顔につばをかけられてふき取りもせず
それが乾くのを待つ人間がいるだろうか。不謹慎な喩えですが、今回の
騒ぎは、華やかな結婚披露宴に飛び入りの客が汚物をまき散らすような
ものです。新郎新婦を冒涜したのみでなく、親戚来賓一同、ひいては聖
火リレーが行われる国の国民に対する侮辱でもあります。

北京オリンピックの開催は中国人の長年の念願であるとともに、改革開
放以来三十年の成果と問題を点検し、これから責任ある大国として国際
社会でそれにふさわしい役割をはたすきっかけでもあります。節度をも
ち責任を負う、開かれた十三億人の中国は、世界の平和と発展にプラス
に働くに違いない。このような節目の年に、オリンピックという平和の
祭典を人質にとる、今回の騒動は、それを引き起こした人々の動機はど
うであれ、「不明、無智」というほかはない。むろんそれを策動した勢
力の思惑はさまざまであり、溜飲が下がり、気が清々した連中もいるで
しょうが、民族感情を傷つけ、族類間に憎しみの種をまくようなまねは、
どんな結果を招くか、俑を作る者の予想をはるかに超えていると思う。
ツケがいずれまわってくる。チベット暴動から始まる一連の出来事は、
文革の洗礼を経験したわれわれの世代と違う、血の気の多い若者の成長
にどんな影を落とすかが心配だ。事件の後遺症と悪影響は計り知れない
ものがある。彼らは今回の事件をきっかけにして民族のプライドを持ち
ながら、賢者の言に耳を傾け、理性のある、強みに恃んで弱者を踏みに
じる大国と異なる大国の国民になってほしいと願うばかりです。

騒ぎには大義名分は付き物です。今回は「チベットの人権」です。中国
はまだ発展途上の国で、さまざまな問題を抱えている。人権問題も含め
て、環境破壊や汚職腐敗があるということを決して粉飾するつもりはな
い。しかし、地域の経済格差、貧富の差、民族間の葛藤などが複雑に絡
み、しかも深い歴史的経緯があるチベット問題を「中国政府のチベット
人弾圧」という作り上げた構図にすり替えてはいけないということを指
摘したい。問題の一つ一つをしっかり調査し、対策を考え、チベットに
暮らしている各民族の生活向上をはかることは中国政府の責務です。そ
して民族問題について、ダライラマとの接触を再開して、真摯に対話し
ていただきたい。中国の人権問題改善、民主化、責任ある大国になって
欲しいと本心に願っている海外の友人はもちろんいるが、しかし今回の
喧噪の中には、「黄禍」を叫ぶドイツ皇帝ウィルヘルム二世の声が聞こ
えてくるような気がしてならない。大国には大国の論理がある。看板は
常に入れ替わるが、看板はいくら魅力的であっても、その裏にはパワー・
ポリティックスの発想が依然として作用していることは、識者の目には、
火を観るより明らかではなかろうか。

開かれた国には、必ず言論の自由があると筆者は信ずる。この点に関し
ては、これからの中国はもっと情報を開示し、多元的価値観を育み、社
会底層の民にも声をあげる場を与えるべきです。しかしながら、今回の
騒ぎを透して言論の自由を享受している西側のメディアが如何なる体質
をもっているかを存分に拝見しました。誤報、強弁、暴言、情報操作、
倫理判断のダブルスタンダードなど、手の内のすべてを見せてくれまし
た。社会正義も報道倫理も国籍をもっていることを思い知らされました。
一度打ち壊したブランドは、なかなか元に戻せないものです。普通の民
間企業なら廃業に追い込まれるところです。だが、西側のメディアはこ
れからも「大義名分」を振り回すでしょう。「大義名分」は事実を直視
する必要もなければ、改善するための努力を積み重ねる必要もない。そ
れはある種の道徳的優位という思いこみであり、有無を言わせぬ、原理
主義的な高圧です。その理不尽さは日本人の皆様が一番よく知っている
はずです。問題の性質こそちがうものの、ここ数年捕鯨問題をめぐるや
りとりを思い起こせるがよい。

西洋文化は古代ギリシア時代以来、連綿とつらなる理性主義、人文主義
伝統をもっており、人類社会の進歩に貢献してきました。よりよい人間
社会を目指して、使命感と良識をもって報道の天職につとめている西側
の知識人も大勢いると思う。いずれの日か、彼らは今回の愚挙に気づく
であろうと信じております。一方、われわれ中国人にとっても教訓は大
きい。北京オリンピックを成功させ、民主的、開かれた社会を根気よく
築いていくことが大切です。自家のことをしっかりとやりとげ、他人に
笑いぐさを与うることなかれ。

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◆長野・聖火リレー取材(43枚)

長野に着きました (長野聖火リレー1)
http://duan.exblog.jp/7779658/

早朝から聖火リレーを待つ (長野聖火リレー2)
http://duan.exblog.jp/7779664/

沿道の人々 (長野聖火リレー3)
http://duan.exblog.jp/7779687/

テレビ局の取材模様 (長野聖火リレー4)
http://duan.exblog.jp/7779694/

厳重な警戒 (長野聖火リレー5)
http://duan.exblog.jp/7779698/

国旗を準備 (長野聖火リレー6)
http://duan.exblog.jp/7779701/

三々五々集う (長野聖火リレー7)
http://duan.exblog.jp/7779704/

沿道 (長野聖火リレー8)
http://duan.exblog.jp/7779707/

沿道の人々と警備 (長野聖火リレー9)
http://duan.exblog.jp/7779709/

横断幕「長野1998」 (長野聖火リレー10)
http://duan.exblog.jp/7779713/

声援を送る人があちこちの沿道に (長野聖火リレー11)
http://duan.exblog.jp/7779737/

北京オリンピック旗も (長野聖火リレー12)
http://duan.exblog.jp/7779741/

声援の準備 (長野聖火リレー13)
http://duan.exblog.jp/7779748/

国旗とオリンピック旗 (長野聖火リレー14)
http://duan.exblog.jp/7779757/

沿道の様子 (長野聖火リレー15)
http://duan.exblog.jp/7779760/

沿道の準備、整いつつある (長野聖火リレー16)
http://duan.exblog.jp/7779770/

円陣を組む (長野聖火リレー17)
http://duan.exblog.jp/7779777/

テレビ局取材 (長野聖火リレー18)
http://duan.exblog.jp/7779782/

国旗をまとって (長野聖火リレー19)
http://duan.exblog.jp/7779790/

声援の前に集まって (長野聖火リレー20)
http://duan.exblog.jp/7779792/

聖火を待つ (長野聖火リレー21)
http://duan.exblog.jp/7779799/

ボード「CHINA OLYMPIC」 (長野聖火リレー22)
http://duan.exblog.jp/7779805/

国旗を背に (長野聖火リレー23)
http://duan.exblog.jp/7779807/

チベット旗 (長野聖火リレー24)
http://duan.exblog.jp/7779813/

「祖国加油(がんばれ)」 (長野聖火リレー25)
http://duan.exblog.jp/7779819/

中国国旗とチベット旗へのテレビカメラ (長野聖火リレー26)
http://duan.exblog.jp/7779823/

聖火の先導車両 (長野聖火リレー27)
http://duan.exblog.jp/7779947/

日本国国旗と中国国旗 (長野聖火リレー28)
http://duan.exblog.jp/7779954/

「オリンピックの聖火を汚すな」 (長野聖火リレー29)
http://duan.exblog.jp/7780020/

聖火 (長野聖火リレー30)
http://duan.exblog.jp/7780038/

雨の中、聖火に向かって移動 (長野聖火リレー31)
http://duan.exblog.jp/7780080/

「一つの世界 一つの夢」 (長野聖火リレー32)
http://duan.exblog.jp/7780092/

ボード「2008北京頑張れ 2016東京頑張れ」 (長野聖火リレー33)
http://duan.exblog.jp/7780096/

日中国旗とボード「ようこそ北京へ」 (長野聖火リレー34)
http://duan.exblog.jp/7780105/

楽しそうに声援に向かう (長野聖火リレー35)
http://duan.exblog.jp/7780174/

聖火を迎えて (長野聖火リレー36)
http://duan.exblog.jp/7780226/

聖火に声援をおくる (長野聖火リレー37)
http://duan.exblog.jp/7780253/

日中両国旗で聖火に声援 (長野聖火リレー38)
http://duan.exblog.jp/7780261/

声援を送った後の一枚 (長野聖火リレー39)
http://duan.exblog.jp/7780273/

16番目のランナー (長野聖火リレー40)
http://duan.exblog.jp/7782821/

聖火 (長野聖火リレー41)
http://duan.exblog.jp/7781275/

午後、聖火は韓国に 聖火 (長野聖火リレー42)
http://duan.exblog.jp/7781330/

大阪大学の留学生 (長野聖火リレー43) 
http://duan.exblog.jp/7781354/

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从標語看旅日華人声援長野野火炬伝逓 
「『一つの世界 一つの夢』から、在日中国人が長野聖火リレーを
声援するのを見た」
http://duan.exblog.jp/7793954/

聖火リレー現場写真7枚 中国新聞社より配信された 
http://duan.exblog.jp/7794749/

長野聖火リレー写真8枚 人民網日本版に掲載された
http://duan.exblog.jp/7795133/

写真作品 BS11の莫邦富さんが出演した番組に使用された
http://duan.exblog.jp/7796599/

莫邦富さんの番組出演中 28日夜9時19分現在
http://duan.exblog.jp/7796705/

テレビBS11番組「大人の自由時間」に写真5枚提供 
http://duan.exblog.jp/7797183/

長野聖火リレー写真8枚 人民網日本版アクセス2位に
http://duan.exblog.jp/7799789/

長野聖火リレー写真4枚 人民網日本語版に掲載された
http://duan.exblog.jp/7801782/
http://j.people.com.cn/2008/04/29/jp20080429_87507.html

人民網日本版 日本僑報電子週刊の号外配信を報道
http://duan.exblog.jp/7776431/
http://japan.people.com.cn/35467/35498/6399380.html

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◇関連報道

◆18歳の中国人留学生 長野聖火リレーで負傷

◎(談話)長野聖火リレーで日本人男性が中国国旗を奪取
 取り返した中国人留学生・李明明さん 額を負傷
  
  「中国経済新聞網」4月28日 
 (http://www.jjxww.com/show.aspx?id=98884&cid=96より)

 長野聖火リレーで日本人男性が、女性から中国国旗を奪取し、取り返
した中国人留学生・李明明さんは額を負傷し、病院に運ばれた。

 李明明さんはインタビューにこたえ、

「『一つの世界、一つの夢』のスローガンの元、大勢の在日中国人、
中国人留学生が集まっていました」

「警察は秩序を維持していましたが、右翼が騒動を起こしました」

「右翼が、女性の国旗を奪い取って、道路へ走り出ました。私はハードル
競走をしていたことがあったので、ガードレールを飛び越え、国旗を取り
返しました。そのとき、国旗を掲げている棒で額を叩かれ、負傷しました。
その後、気絶したようです」

 と述べた。(簡訳・日本僑報社)

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◎右翼、長野聖火リレーで騒動
 中国人留学生 勇敢に国旗をかばう
 米国『僑報』4月28日 
 (http://www.usqiaobao.com:81/qiaobao/html/2008-04/28/content_35656.htmより)

 69番目のランナーが聖火を運んでいたとき、突然、右翼が中国人留学
生から中国国旗を奪い取り、取り返そうとした同じく留学生の李明明
さんに対して暴行した。

 李明明さんは、ただ日本語を用い、現地と警察の規制に従い、暴力で
やり返すことはなかった。

 ある中国人女性:「どうして彼らは私達に対して、このようなこと
をするのでしょうか。スポーツと政治は分離しているべきです」

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 暴行を受けた中国人留学生・李明明さん:「中国人は誰でも自分と同じ
ようにするでしょう」

 江蘇《揚子晩報》が27日に、李明明さんにインタビューを行った。
李さんは学生寮に帰っており、微熱を出していたが、はっきりした声で
26日の経緯を述べた。

 「26日午前、千葉から友人と5時間大型バスで長野に向かい、指定され
た場所で聖火を待っていると、突然、右翼が中国人留学生から中国国旗を
奪い取り、車道に出て国旗を踏みつけた。取り返すとは棒や拳で殴りかか
ってきた。私は、自分を制御して殴り返さず、ただ警官を呼んだ」
 
 その後、現地の老華僑が病院に李さんを送り届け、治療後、新幹線で
学校に帰ったとのこと。

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 李明明さん母
 とう玉紅さん:「日本の右翼分子が謝罪することを望みます」
「息子を誇りに思います」

 崔天凱・中国駐日大使:右翼の行為を厳しく非難し、
「暴行した人は、法律の制裁を受けるべき」

「長野・聖火リレー全体は、大変順調に行われた。」

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◆長野聖火リレーに関する在日中国人メディアの報道

日本華文媒体全力声援奥運運聖火抵達日本
http://duan.exblog.jp/7775712/ 

日中TV 長野聖火リレー1日密着取材特集
http://duan.exblog.jp/7793318/

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 日中関係・華僑華人情報専門誌・毎週水曜日発行 編集発行:段躍中
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