2008年05月11日 更新
「カブレラ地蔵」クダサイ!オリックス・カブ、打撃不振で懇願
2002年7月27日に行われた「カブレラ地蔵」の除幕式でご機嫌のカブレラ
(パ・リーグ、オリックス−西武=降雨中止、10日、スカイマーク)オリックスのアレックス・カブレラ内野手(36)が、古巣の西武に対し、「カブレラ地蔵」の譲渡を求めていることが10日、分かった。“獲得”に消極的なオリックス球団を、どこまで動かせるか。
◇
すべては打棒復活のためだ。西武関係者が、度重なる“催促状”の存在を明かした。
「試行錯誤が続いているようです。地蔵にはかなりいいイメージを持っているようで、何度も『返してくれ!』と言ってきますよ」
「カブレラ地蔵」は、02年にプロ野球タイ記録となる1シーズン55本塁打を放った記念として建立された。だが、移籍に伴って今年3月に撤去され、現在は所沢市内の西武球団事務所の倉庫に保管されている。
ユニホームは変われどカブレラと古巣とのきずなは強い。先月上旬、西武のスコアラーから計154本塁打をマークした01−03年のDVDを入手し、今季1号を放った。だが、打率は2割台前半に低迷。だからこそ、今度は地蔵に賭けてみる。
「配送料などは自分で負担するみたい」と前述関係者。重さ600キロの地蔵の移動には数十万円の費用が予想され、覚悟のほどがうかがえる。
ところが、オリックスの球団幹部は「置く場所がない」と、いたって冷静な判断を下している。本拠地・京セラドームの広報も「依頼があってから判断する」。助っ人の荒い鼻息にすぐに応えられないのも、最下位低迷の原因か!?
(阿部祐亮)
■カブレラ地蔵
本塁打量産を記念して、02年に西武ドームに約50万円をかけて建立された石像。所沢市内の石材業者が製作し、球団に寄贈した。ファンがお供え物をするなど愛されたが、08年3月17日に「御霊抜きの儀式」が行われ、約5時間をかけて撤去された。重量約600キロ。引っ越し業者によると、所沢市内から大阪市内への輸送費用は30−35万円。
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