【401】 武州無宿・健次郎 森松長生 メール 2008年4月4日 18時59分
武州・無宿 健次郎さんへ
書き込みを頂いておりましたのに、返信が遅れまして申し訳ありませんでした。私は、当機構の常務理事をしております森松と申します。「ミッドナイト・ホームレス・ブルー」も時々見させて頂いております。
さて、早速ですがご質問に答えさせて頂きます。
1.どのような人を支援の対象者とし、どのよう な人を支援の対象から除外しているのか。
⇒対象者の中心は路上で困窮している人たちです。今日の社会情勢においては、それ以外にも住居はあるが困窮孤立状態にある方々やの支援をするケースも増えています。極力支援したいと思っていますが、路上のいのちを最優先に考えているのは事実です。
また、ホームレスは決して物理的困窮に限った問題ではありませんので、一旦路上から畳に上がった人もその後の生活サポート支援の対象者として関わっています。
「対象者から除外している人は?」、というご質問ですが、「除外している」という明確な取り決めはありません。ご質問の2、3、へのお応えになるかとも思いますが、基本的には、ケースバイケースで対応しているのが現状です。
ただ、その際に注意していることは、当事者が何を望み、何を必要としておられるのか、それを明確にしながら支援を進めていくことです。支援者が良かれと思ってやったことが、当事者にとって良いとは限らないこともあります。「独りよがり」の支援にならないように注意していますが当然完全ではありません。
よって原則的にケースバイケースで、当事者と一緒に考え、悩みながら伴っていくことが大事だと思っています。しかし、私たちの力量の限界もあり、また当事者との一致が取れない場合もありますので、結果的に支援に至らないケースがあります。その際は、申し訳ないということになるでしょう。しかし、私たちの側で最初から「除外者」を定めていることはありません。
そういう意味では、本当にまだまだ多くの人たちの支援をいただきながら続けて行かなければならないと思っています。どうぞ、よろしくお願いします。