西日本新聞

取調室で火付き死亡 灯油かぶった男にたばこ

2008年5月12日 00:14 カテゴリー:社会

 11日午前0時15分ごろ、名古屋市熱田区の愛知県警熱田署の取調室で、路上で灯油をかぶり保護された同区青池町、無職久保田一二三さん(45)が「たばこを吸わせてくれれば飲酒検査に応じる」と言ったため署員がライターを用意、何らかの理由で久保田さんのズボンに火が付いた。久保田さんは全身やけどで病院に搬送されたが、同日午後9時25分ごろ、死亡した。近くにいた巡査部長(54)も手に軽いやけどを負った。

 同署は誰がライターの火を付けたかなど、当時取調室にいた署員3人らから事情を聴いている。近藤道晴副署長は「詳細は捜査中だが不適切だった。原因を究明し再発防止に努める」と話した。

 同署の説明では、10日午後8時40分ごろ、同居女性から「久保田さんが暴れている」と110番。署員が行くと、久保田さんが路上で灯油をかぶりライターで着火するしぐさをしたため、同10時半ごろライターを取り上げて保護した。

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