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ミャンマー国民投票強行、日本でも抗議の声

2008年05月11日00時26分

 ミャンマー(ビルマ)の軍事政権が10日、サイクロンの被害が広がる中で新憲法案の国民投票を強行したことに、各国に住むミャンマー人らから抗議の声が相次いだ。日本では約200人が東京都品川区のミャンマー大使館前で、「軍事政権は国民投票より被災者を助けろ」などと訴えた。

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国民投票の実施に抗議する在日ミャンマー人たち=10日午後、東京都品川区のミャンマー大使館前、外尾写す

 品川区の大使館前には午後2時ごろから在日ミャンマー人らが集まり、プラカードを掲げて「国際援助関係者の入国を認めろ」「憲法案に反対」などと抗議を繰り返した。同国の民主化運動に携わる人たちで、先月26、27日に同大使館であった在外投票では投票も許されなかった。

 10日夜には、民主化運動の支援者らが都内で集会を開き、タイ西部のミャンマー国境を拠点に民主化運動に携わるビルマ法律家協会のアウン・トゥ事務局長が、憲法案の不当性などを訴えた。

 また、マレーシアやタイでも在住ミャンマー人や人権活動家らがミャンマー大使館前で抗議活動を繰り広げた。(外尾誠)

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