2005年12月25日(日)「しんぶん赤旗」

「中国脅威」発言は「思慮に欠ける」

米紙、麻生外相を批判


 【ワシントン=山崎伸治】二十三日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、麻生太郎外相が二十二日の記者会見で中国の軍備増強について「かなりの脅威になりつつある」と発言したことについて、「日本の当局者としてかつてなく思慮に欠けるもの」と報じました。

 同紙は、「タカ派で知られる」外相発言が民主党の前原党首による同様の発言を受けたものだと指摘。「もう一人のタカ派」である安倍晋三官房長官も外相を支持、「透明性の確保が外国からの中国への信頼につながるのではないか」と述べたことを紹介しています。

 さらに同紙は、先にクアラルンプールで開かれた東アジア首脳会議で、「小泉首相は靖国参拝のために孤立していることに気づいた」「アジアでは靖国神社は日本軍国主義の象徴とみなすのがほとんどだ」と評しています。


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