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砂糖からつくるエタノール燃料の「自家用スタンド」登場

家庭で簡単に手に入る材料を使ってエタノールを作り、車に給油できる機械が登場した。
2008年05月10日 08時06分 更新
yu_efuel.jpg EFuel100 MicroFueler

 新興企業の米E-Fuelは5月8日、自宅でエタノールを精製し、ガソリン代わりに車に給油できる機械「EFuel100 MicroFueler」を発表した。同社サイトwww.efuel100.comで受注を開始しており、米国内向けに第4四半期に出荷を開始する予定。価格は9995ドル。また中国とブラジルでの販売も予定している。

 家庭でも簡単に入手できる砂糖、イースト菌、水、そして機械を動かす電気だけでエタノールが精製でき、精製コストは1ガロン(約3.8リットル)当たり1ドル程度。商業的なエタノール精製コストと比較して、使用する電気効率が80%向上しているという。

 エタノールを作るには、材料をMicroFuelerの発酵タンクに入れ、コントロールパネルの発酵オプションを選択。4.5〜6.4キロの砂糖から、1ガロンのエタノールを精製できる。MicroFuelerは1日に5ガロンの精製が可能という。同社によれば、バーやレストランなどがこの機械を導入した場合、飲み残しのビール、ワインなどの蒸留酒も、材料として利用できる。

 砂糖ベースのエタノールを車に使用した場合、二酸化炭素の排出量はガソリンに比べ85%少ないという。

 MicroFuelerは家庭用の電源につなぎ、タッチスクリーン式の液晶画面で操作する。格納式の長さ50フィート(約15.2メートル)の給油ホースが付属しており、簡単に給油することができる。

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