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在日ミャンマー人がデモ「国民投票より救助を」
国民投票より、被災者たちを助けろ−。ミャンマーで新憲法案の是非を問う国民投票が実施された10日、200人を超える在日ミャンマー人らが東京都品川区のミャンマー大使館前で抗議デモを行い、サイクロン被害が懸念される中、一部の地域を除き投票を強行した軍事政権を強く批判した。冷たい雨が降る中、大使館前の歩道に並んだ人々は同国民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんの写真などを手に、こぶしを振り上げ、軍政への怒りをぶつけた。
抗議行動のリーダーの1人、タン・スイさん(44)は「多くの国民が死んでも軍政は投票のことしか考えていない。軍の権力を維持するための憲法には断固反対する」と強く批判。民主活動家のレイ・レイさん(43)も「命と投票のどっちが大事か、誰でもわかること」と声を荒らげた。(共同)