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「賛成の用紙渡された」ミャンマー国民投票で
ミャンマーで新憲法案の賛否を問う国民投票が実施された10日、都内では在日ミャンマー人の民主化団体がミャンマー国内の知人らに電話し、投票の様子を聞き取った。知人らは「すでに『賛成』に印が付けられた投票用紙を渡され、そのまま投票箱に入れた」など、軍政による不公正な投票の実態を語った。
調査を行ったのは「ビルマ・デモクラティック・アクション・グループ」。同グループによると、最大都市ヤンゴンに住む70〜80代の夫婦は「当局者が自宅まで投票用紙を持って来て、当局者の目前で記入させられた」と証言。中部マンダレーの男性は「軍政がドアを閉めきって開票作業をしているので、自分の票がどうなっているのか分からない。反対票を投じても確認のしようがない」と開票方法を批判したという。(共同)