☆概要☆
誰もが、授業中等に友達で電話して遊んでみたいと思うハズです。しかし、それでは通話料がかかってしまってもったいない。トランシーバーとして使えればなぁ〜。と、考えそれだけの目的でホームステーションを欲しいと思う人も多いはずです。
私もそんな人の一人でしたので、この「ホームステーションや親機無しで、費用を掛けずにトランシーバとして利用できる」方法を知った時は、驚喜しました(笑)みなさんも、この方法を見て思う存分遊んで下さい。
☆☆おことわり☆☆
この手の記事にはお決まりのお約束ですが、以下の事項をお守り下さい。
- このページで紹介されているコマンドを使って、いかなる問題が発生しても、著者は責任を負わない物とします。各自の責任の元で行って下さい。
- このコマンドに関する、各事業社へのお問い合わせはご遠慮下さい。
- 既に親機に登録されている場合は、問題が発生する場合があります。
- 登録後は、電話帳が使えなくなります。
- 白ROM(解約済み)端末のご利用をオススメします。
1.用意する物
このコマンドは、SHARP社製PHS端末に存在する「疑似登録モード」を利用して行います。よって、SHARP製以外の端末では残念ながら行えません。Sシリーズの端末を御用意下さい。
該当機種
- PALDIO 102S,202S,203S,312S等(NTT Personal)
- ASTEL A141,A241等
※ただし312Sや313Sはこの技を使うと、電池を抜く関係上、時計が初期化されます(97/1/1 00:00:00になってしまう)ので、あまりおすすめ出来ません。
2.コマンド
それでは、以下の手順に従って下さい。
- 1.電源を入れた状態で、端末から電池を抜く。
- 2.*と0を押しながら電池を投入。
- 3.通話+??(任意の2桁の数字)=トランシーバ番号01
- 機能+??(任意の2桁の数字)=トランシーバ番号02
- 検索+??(任意の2桁の数字)=トランシーバ番号03
- 音量+??(任意の2桁の数字)=トランシーバ番号04
3.??について
【??】には、任意の数字が入ります。この数字が同じトランシーバ同士で通話することが出来ます(要するに、チャンネルです)。つまり、【00】としたい場合は【通話】を押した後に、00を押すといった感じです。
4.疑似登録モードについて
この時点で、【疑似登録モード】へ移行しています。このモードでは以下の制限があります。
- 公衆番号(自局No.)は、白ROMの場合【0501234567】となります。黒ROM(未解約状態)では、契約されている番号となりますが、共に発信する事は出来ません。
- 電話帳の利用が出来なくなります。
5.トランシーバ呼び出し方法
NTT Personal 203S、302Sを例に説明します。親機に登録した場合と、呼び出し方法は同じですので、その他の機種の場合は説明書を参照して下さい。
- 【音量】ボタンを押して、トランシーバモードに切り替えます(公衆→ホームステーション→トランシーバ→オートの順で切り替わります)。トランシーバモードに移行すると、【コキNo.0001】等と表示されます。
- 【保留】ボタンを押します。その後、呼び出したいトランシーバのNoを押します。【コキNo.0002】を呼び出したい場合は、【2】を押して【通話】ボタンを押します。
- かかってきた場合は、通常通り【通話】ボタンで通話をし、【切】で通話終了します。
※通話音量や、呼び出し音量などは通常と同じ方法で変更する事が出来ます。
6.終了方法
電池を抜く事で【疑似登録モード】から抜ける事が出来ます。再度電池を投入すれば、通常のモードに戻ります。
7.留意事項
この「疑似登録モード」時には、内部情報が書き込まれている不揮発RAM、公衆番号や電話帳が入っている部分がロックされ、書き込みも削除も出来なくなります。
ということは、この「疑似登録モード」時は、電池を抜いて再度入れ直してモード解除しない限りは、解約や番号入れ替えが出来ないようになります。つまり、営業所等に置いてある機械程度では番号が抜けなくなってしまう、ということです。
そういうわけで営業所やパーソナルショップに行くときは、必ずこのモードを解除しておいてください。