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【社会】

窒息の原因、半数が穀類 のど詰め事故調査

2008年5月10日 17時16分

 こんにゃくゼリーを食べた子供や高齢者がのどに詰めてしまう事故が相次いだことを受け、厚生労働省の研究班が食品による窒息事故を調査したところ、もちやご飯、パンなど穀類が原因となるケースが半数を占めることが10日、分かった。

 調査では65歳以上の高齢者で穀類、10歳未満の子供であめなどの菓子類が原因となることが多いことも判明。厚労省の担当者は「お年寄りや子供の場合、特別なものでなく普段よく食べているものでもよくかんだり、細かくしたりするなど十分注意して」と呼び掛けている。

 研究班は12の政令指定都市と東京都の消防が2006年に食品による窒息で救急搬送した事例を調査。年齢が判明した事例では0歳から105歳までの592人が搬送され、10歳未満が12%だったのに対し、65歳以上が76%に上った。

(共同)
 

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