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舞鶴・女子高生殺害:防犯カメラに女性…被害の高1か

 京都府舞鶴市で府立東舞鶴高校浮島分校1年の小杉美穂さん(15)が殺害された事件で、7日午前0時前に自宅西約500メートルのガソリンスタンドの防犯カメラに女性が映っていることが分かった。小杉さんはこの約1時間後、薬局の前から友人に携帯電話をしているが、薬局から遺体発見現場までの距離をみると、ここから急にペースをあげて歩いたことになり、直後に何らかのトラブルに巻き込まれたか、車で移動した可能性が出てきた。

 防犯カメラに映像が残っていた女性は1人。小杉さんはその約1時間後に友人にかけた電話で「1人で散歩している」と話しているうえ、スタンド周辺は深夜、普段ほとんど人通りがなく、この女性は小杉さんだった可能性が高いという。

 薬局までは自宅から約1.5キロ。普通に歩くと自宅からスタンドまでは約10分、スタンドから薬局までは更に約20分の距離で、かなりゆっくり歩いたことになる。

 捜査本部が、小杉さんと同型のサンダルを履いた女性警官に、自宅からガソリンスタンドや薬局の前を通過し舞鶴港沿いの道を北上して遺体発見現場まで約7キロ歩かせたところ、1時間40~45分かかった。しかし、小杉さんが殺害され遺体が遺棄された雑木林までは薬局から約5キロあり、薬局までのペースで歩いた場合は一層時間がかかることになる。

 小杉さんは7日未明に殺害されており、捜査本部は、薬局前で電話をした後でトラブルに巻き込まれたか車などに乗った可能性があるとみて、目撃や防犯カメラの映像の収集・分析を進めている。

毎日新聞 2008年5月10日 15時00分(最終更新 5月10日 15時00分)

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