― みなさんの個人年金を補助する制度ができました。チームのみなさんの関心はいかがですか。
長野 若手はまだしっかりと理解できていないとは思います。自分たちが得ている収入を考えると、余裕があるわけではないので、なかなか検討する気にならないんじゃないでしょうか。逆にベテランの方たちはとても関心があって、いい制度だと思う、という意見が多かったです。
― 長野選手はいかがですか?
長野 個人年金に加入するかどうかはまだ決めていませんが、個人で将来に備えていくことについてじっくり考えないといけないな、という危機感を強く持つようになりました。
― 補助ではなく退職金制度、年金制度を考えてほしいという意見もあります。
長野 そうですね。その方がわかりやすいし、インパクトもありますから。是非、そういった方向も検討していって欲しいと思います。
― 話は変わります。福岡支部の役員になって2年になりますが、その間で選手協会についてはどう理解されましたでしょうか。
長野 すごくありがたい組織だと思います。負傷時の援助とかは大きいですし、選手にとって有益な情報も入ります。助かっています。
― 情報面というのはどのようなイメージですか?
長野 一度だけ選手総会に参加できたんですが、これがすごくいい経験でした。ゴンさん(中山名誉会長)や秋田さん(元副会長)などすごい選手がいて、かなり緊張したんですが(笑)、福岡も含めて、九州のチームは情報が入るのが少し遅いと思うんですね。だけど、あのような会議に出ると、その場で共通の考え方や方向性がわかるので、とてもプラスに感じましたね。すごくいい場なんじゃないか…って思います。
― 総会では上の年代の人が多すぎて、意見を出そうにも出しにくい雰囲気がありますよね。
長野 そうですね。初参加したのは2年前でしたが、年齢や経験の差がありすぎて「意見なんて滅相もない!」という状態でした。(笑)
― 千葉の坂本支部長が、地域ごとにもっと頻繁に意見交換をしてもいいんじゃないか、という意見を出していました。たとえば、九州の4チームで集まって食事会をして情報交換するとか。
長野 それっていいですね。なかなか横の繋がりって出来にくいですから、そういうことも検討してもらえると嬉しいです。情報交換や連携を良くしていって、もっと強い組織になれればと思います。
― ありがとうございました。