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<鳥インフル>オオハクチョウ死、サロマ湖も強毒型 北海道

5月10日10時52分配信 毎日新聞


 北海道は10日午前、網走管内佐呂間町幌岩のサロマ湖畔で見つかったオオハクチョウ1羽の死骸(しがい)から強毒型の鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)が検出されたと発表した。国内の野鳥からH5N1型のウイルスが見つかったのは5例目で、今年4月以降では十和田湖(秋田県小坂町)と野付半島(根室管内別海町)のオオハクチョウの死骸からウイルスが検出されている。

 死骸は巡視中の道職員が5日に発見し、簡易検査で陽性反応が出たため北海道大で詳しい検査をしていた。十和田湖、野付半島で検出されたウイルスと同じ由来か、引き続き遺伝子を解析している。

 道は家畜伝染病予防法に基づき、死骸発見現場から半径30キロ以内にある養鶏場3戸(ブロイラーなど計約18万羽飼育)に立ち入り検査し、消毒を命じた。これまでに周辺の養鶏場や湖沼で異常は確認されていない。【高山純二】

 ◇環境省本格調査へ

 北海道佐呂間町でオオハクチョウの死骸から強毒型の鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)が検出されたことを受け、環境省は10日、渡り鳥が訪れていた国内の主要地で異変がないか本格調査に乗り出す。12日には専門家会合を発足し、他の野鳥への調査拡大などの対応を練る。

 環境省は先月末から、秋田県小坂町と北海道別海町に続いて強毒型が確認されたことを重視。国内でオオハクチョウ以外のガン・カモ類などの渡り鳥の大量死や異常死がないかについて、全国での巡視を強化する。

 また、日本は、渡り鳥を保護するため、飛来地の中国や韓国、ロシアなど8カ国と協力して生息地保護に取り組んでいる。発生状況を各国に通報し、地球規模でも被害を抑えたいとしている。

 現在、オオハクチョウはシベリア方面に飛び去りつつあるという。【山田大輔】

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最終更新:5月10日14時1分

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