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損賠訴訟:点滴治療を巡り 病院側は全面的に争う姿勢--黒石 /青森

 黒石市の医療法人が運営する病院に入院していた男性(当時60代)が死亡したのは、診断と治療を怠ったためだとし、遺族が法人を相手取って2950万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が9日、青森地裁弘前支部(今岡健裁判長)であった。法人側は訴えの棄却を求め、全面的に争う姿勢を示した。

 訴状によると、男性は91年に意識障害を発症し、弘前市の療養施設などで治療。04年に今回の医療法人が経営する老人保健施設に入院し肺炎と診断されて点滴を受けた。その後、今回の病院で受診し、菌が影響した感染症や脳卒中と考えられると判断された。男性は同年8月、市内の別の病院へ転院。こん睡状態になり、糖尿病からくる病気と診断され、同年9月に死亡した。

 遺族側は「過剰なカロリーの点滴を中断していれば、糖尿病性によるこん睡を回避できた」と主張している。【塚本弘毅】

毎日新聞 2008年5月10日 地方版

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