スパイクを脱いだ足で上手にボールをトラップする浦和・梅崎=さいたま市の浦和レッズ練習場
J1浦和のU-23日本代表MF梅崎司(21)が、29日の札幌戦(埼玉)のスタメンへ名乗りを上げた。FW永井雄一郎が26日の京都戦で右ふくらはぎを打撲。28日は練習を休み、エンゲルス監督は「強い打撲。次の次の試合(5月3日、神戸戦)に向けて準備したい」と札幌戦欠場を決めた。
好調FWの離脱は痛手だが、梅崎は「ここはベンチにいた選手がカバーしないと」とアピールした。今季、ナビスコ杯全3試合に先発しているものの、リーグ戦のスタメンとなると5日の磐田戦(エコパ)だけ。4試合ぶりのチャンスに「トップ下でも2シャドーの1人でも、どっちでも特徴を出せると思う」とスタンバイはOKだ。
札幌戦のイメージも描いている。引いて守る相手にじっくりと攻めながら、要所で仕掛けて反則やCKを誘う。「前節(京都戦)もCKから2点入ったですし」。キッカー役も務めるだけに、目指すは永井の代役ではなく主役だ。