名古屋市の市営地下鉄の駅で9日朝に起きたエスカレーター事故で、名古屋市は9日夜、会見を開き、エスカレーターのモーターなどを止めるボルトがすべて折れていたことを明らかにした。
事故があったのは、名古屋市中区の市営地下鉄久屋大通駅で、9日午前8時15分ごろ、利用客約50人を乗せた上りエスカレーターが突然、急停止した後、逆方向に動き出した。この反動で利用客が転倒し、男女11人が頭を切るなど軽いケガをした。調べによると、エスカレーターの最上部にあるクシ状の板の一部が破損していた。
事故を受け、名古屋市は9日夜に会見を開き、エスカレーターの最上部の床下にあるモーターなどを載せた台のボルト4本すべてが折れていたことがわかったと発表した。警察などが、さらに詳しい事故原因を調べている。
(05/10 04:29)