パンダと浄化槽
禁断のパンダ 価格:¥ 1,365(税込) 発売日:2008-01-11 |
一般に、外国の賓客が来学し、講演を行うときは、事前に教職員に対して参加を募る案内が届く。限られた範囲の人々を集めるような講演会でも、関連科目の担当教員には招待状が来る。学生の参加を募ることもある。しかし、今回は、講演会があることすら伏せられ、前日になっても公式ホームページに情報提供は一切ない。少なくとも私の所属する法学部の中国語関係の教員に対して講演会への参加案内はなかった。法学部がそうなのだから、全学的に中国関係の教員・研究者に参加を呼びかけるということはなされなかったとみてよい。全学に中国語を履修する学生はたくさんいるが、そういう学生たちに講演会への参加がアナウンスされることもなかった。大隈講堂に入れる早大生は、1998年11月の江沢民主席来学時のような、一般公募の学生たち(その個人情報の扱いをめぐって訴訟にまで発展したところの)ではなく、40人前後の「身元の確かな」中国留学経験者だけである。彼らには、事前に「政治的な質問はしないように」という趣旨のことが伝えられたようである。これ、共産主義国特有のやり方なんだが、というのも、この講演そのものが、中国政府のシナリオで企画されたモノである事を表しているわけだ。アチラのNEWSでよく見られる光景で「熱烈歓迎を受けました」とか言うんだが、出てくる全てがヤラセなので、報道も全てが「予定稿」で済むわけだな。こういう国のマスコミは楽だろう。ところが、ここでポキントが予想もしてなかった事態が発生した。
そして、明日、大隈講堂の一階前よりの座席を埋め尽くすのは、胡錦濤主席と一緒に来日した中国共産主義青年団の精鋭200人とみられている。昨日、軽井沢で静養した彼らは、元気いっぱいで「警護任務」につく。胡錦濤氏はこの青年団の出身で、1984年にその第一書記(最高指導者)に登りつめた人物である。中国共産党のエリート養成機関であり、まさに彼らは胡錦濤氏の「親衛隊」といってよいだろう。この親衛隊があたかも学生の聴衆のように拍手を送る。明日の夕方のニュース映像には、早大生が拍手しているように映るのだろうが、中国製の「サクラ」である。
昨日に続き、早稲田大学に行ってきたのですが、午後1時半頃にはチベット国旗やプラカードを持った人たちで大隈講堂周辺は一杯になっていた。警察官達は隊列を作って私たちは徐々に後ろに下げられていく。大隈講堂の正面のゲート付近でチベット国旗を振っていた多くの人たちがいたが、2時半にはそこを追い出されてしまった。株式日記さんが見物に行ってたらしい。で、中国だったら沿道にズラッと並んで出迎えるはずの「熱烈歓迎」民衆の姿が1人も見あたらず、ズラッと並んでいるのは愛想のない灰色の警察車両、で、その背後から「フリーチベット!」の声が轟いてくるんだから、そら、顔も引きつるというもんだ。松本楼の件も合わせて、今回は、広範なネット住民GJ!といった感じだな。
大隈講堂の南側で旗を振っていた人たちも、旗を振るのは危険だということで降ろされてしまった。とにかく警察機動隊はチベット国旗を目に触れさせない方針のようで、私も警察官の前でチベット旗を広げてみたら、すぐにしまえと注意された。とにかくチベット旗は徹底的に取り締る方針のようだ。
まぁ、今回はたいした案件もなく、単なる儀礼的な交流だったんだが、成果というと、パンダと浄化槽程度であって、浄化槽の話はあまり取りあげられないんだが、実は、今、中国政府がもっとも欲しがってるのが、日本の浄化槽技術だ。で、Asahiなんだが、
1日100トンというと、日本で言うところの「500人槽」というヤツだ。日本では、公共下水道は建設省、浄化槽は厚生省と、古くから縄張りが決まっていたんだが、500人槽というのはその中間くらいのサイズで、農林省がやっていた農業集落排水処理事業に近いわけだ。で、中国の水質汚染というのは、長い河川の上流部で汚染されてしまって、下流部では使用に耐えない水質になってしまうのが問題なので、上流の、特に農村部での水質改善が重要だ。日本と違って、ひとつの河川の同じ水を何度も使うので、上流で汚染されると全部ダメになる。で、このサイズの浄化槽だと誰かが常時、施設に貼り付いてなきゃいけないわけではない。時々、巡回して水質を確認するだけで済む。で、きれいになった水を河川に戻し、汚泥は農村なので、肥料として土地に還元するエコでリサイクルなシステムなんだが、13億人のウンコを処理するとなると気が遠くなるほどのカネが必要なので、とりあえずすぐに手が付けられる農集あたりから、というあたり、日本の役人が知恵を絞った成果だろう。で、コト、環境問題に限っては、あまりに酷くなると日本までトバッチリ受けるので、たとえば最近のエチゼンクラゲ騒動も中国の水質汚染が遠因らしいんだが、とりあえず自分のケツも拭けない支那人のために、そこはやってやらなきゃならないわけだ。鴨下環境相と、来日した中国の周生賢・環境保護相は6日、中国の農村部を対象にした排水処理の事業協力を行う覚書に署名した。
実施期間は08年度から暫定的に3年間。初年度はモデル事業として、長江流域の重慶市と江蘇省の計2地域に1日100トンを処理する規模の合併浄化槽を建設して、生活排水による河川や地下水の汚染防止対策を進める。このモデル事業で汚染物質の削減効果を分析して、中国の実情にあった管理指針を作り、成果を中国全土に広めるために実務者ら向けセミナーも開く。
中国政府は大気汚染だけでなく水質汚濁の防止も重要施策として掲げている。しかし、下水処理施設は都市部では重点的に整備されているものの、人口の約8割を占める広大な農村部では十分に行き届いていない。
というわけで、パンダはタダで貰うわけじゃない、それ以上のコトを中国にはやってあげているので、自信を持って堂々と貰えばいいと思う。
パンダはもともとはチベットの生き物で、チベットが鎖国していたので発見が遅れた訳ですね、チベットを盗み取った中狂が、パンダも盗んで売りさばいて商売にしている訳ですね。
投稿 T_KON | 2008/05/09 02:30
「13億人のウンコを処理するとなると気が遠くなるほどのカネが必要なので」
中国人はウンコするな。それがエコだ。地球のためにウンコするな。
中国人ってそのうち日本の技術の見返りに、パンダ色の核ミサイルもくれるかもしれませんな!
投稿 パンダマン | 2008/05/09 02:39
水の排水館4 下水道もの知り辞典http://homepage1.nifty.com/shincoo/m044haisui-jitenn.html#27長い間、生活排水処理は、主に下水道により行われてきた。しかし、下水道の整備には時間とお金が必要であり、大都市周辺域で .... ちなみに「公共下水道」は建設省、「農業集落排水」は農林省が進める事業である。 川や海などの水質の汚濁は、重金属や有害化学物質による汚濁と、有機性汚濁とに大きく分けられる。有機性汚濁は、家庭からの生活排水や農地に降った雨が肥料や養分を含んで河川などに流入することによりもたらされるが、不特定の広い範囲から発生するため対策が困難である。有機性汚濁は、主にBODやCODによって計られるが、日本の水質環境基準の達成状況を見ると、近年大きな改善を見ていない。このため、湖沼や内湾などの閉鎖性水域では、富栄養化による水道水の悪臭、赤潮の発生による漁業被害などさまざまな問題が発生している。富栄養化による水域の水質悪化を防ぐためには、生活排水を適切に処理することが必要になる。近年は、生活排水対策の有効な手段として、合併処理浄化層の設置が進められている。これはまた、途上国における生活排水処理対策としても有効な手段になると考えられている。浄化槽法が、もともと、し尿処理のための法律として議員立法により制定されまして、平成十二年の議員立法による改正のときに、し尿のみを行う単独浄化槽というのが廃止されまして、生活排水処理も行ういわゆる今までの合併処理浄化槽のみを法律上の浄化槽というふうにするようになったわけですけれども、もともと、し尿処理から出発したという経緯から、法律の目的にそういう水質保全を位置づけるということが明確に入っていなかったということで、浄化槽法の中で水質保全ということを明確にする改正が必要なのです。都市の公共下水道の充実も日本ではほぼ完了に近ずいてる。この合併浄化槽というものは、昨今非常にコストも下がってきて、そして性能も向上してきて、まさに世界にも誇るべきものだと思います。やはり山間地域、そして人口の少ない地域では非常に整備がおくれている。 なお、パンダは貰えるのでは無い。、新たにひとつがいのパンダを借りることが決まった。新聞は1億円と報じているが、正しくは100万米ドルだ。今日のレートだと1億3百万余円、レート次第で変化する。パンダには飼育費が他の動物よりも多くかかる。設備費もさることながら、エサ代だって馬鹿にならない。それほどまでしてパンダを借りなければならない理由など全くないのでは。日本各地の動物園巡りも、パンダ列車で見に行けるのだから、東京の上野動物園ばかりが、日本の中心地として何でも東京集中にしなくても・・・。都知事もパンダには執着が無いのだkら。
投稿 ようちゃん | 2008/05/09 03:54
ん !。 パンダの、だんぱん?。(右から読んで)ついでに「AQUOS」も。
さすが、「下ネタ」と、「機微」に強いゲリラさん。
人がやりたがらない事業は、安泰ですネ。
逆に、誰もがやりたがる事業は、常に不安定ですネ。
宮大工の日当6万円!?
投稿 ん? | 2008/05/09 04:49
「パンダ貸します、その代わりに持ってるもの端から全部貰って行きますね。」
・・・パンダってどんだけ高価なんですか?
投稿 ななしのナナフシ | 2008/05/09 09:59
グラム2000円以上します。
シモフリになるともっと高価です。
塩コショウとオロシ生姜、赤ワインでよく寝かせ、
20時間ほどたったところで、よくイタメます。
黒いところはよく、白いところはできるだけ軽く焼き上げます。
どちらも、こ均等な色に染め上げられましたら完成です。(ホントか?)
投稿 ぱんだのだんぱ | 2008/05/09 11:54
近江の知り合いの家で食べた素麺は藻の味がしました。
諏訪湖で遊覧船に乗ったら湖水がグリーンでした。
他人のウンコ処理もいいけど自分の所をまず何とかしないと・・・
投稿 ぱんだぱぱんだこぱんだ | 2008/05/09 12:35
パンダが死んだのって妙にタイミングがいいですよね。
高齢のパンダを殺すのって造作もないことですよね。
日本のパンダ研究陣に中国人も混ざってるんですよね。
わかるよね。。。ここまで書いたら。
投稿 tk | 2008/05/09 18:33
浄化槽のメンテとか水質検査とかちゃんとできるんですかねえ。そういったのを含めて技術なのではないかと。
あと、中国には日本の技術で作った新幹線があるわけですが、国内向けには「国産技術アルヨ」と言ってます。
温家宝が来日したときは東京→京都の移動でわざわざ飛行機で大阪まで行ってました。今回のコチンポーも飛行機で大阪へ行きます。
中国向けの映像の中に新幹線が映ると「国産技術アルヨ」というウソがばれてしまうのが理由らしいんです。ちなみに昔、トウ小平が来たときには新幹線に乗ってました。
新幹線でこれなんですから、地下にある浄化槽の技術を供与しても…
投稿 飯田橋 | 2008/05/09 20:42
浄化槽は日本で作って、譲渡すればよい。
そのうち料金も徴収すればよい。
なんで技術ごと差し出すのかねえ?
官僚は腐っている。
投稿 う | 2008/05/10 00:07
中国政府がもっとも欲しがってる・・・ってか様々なルートで工作しているのが「北京オリンピックに天皇陛下熱烈御招待」なのだが、天皇陛下を政治利用するとは不逞の輩である。
ベルリンの壁が崩壊した年に六四天安門事件が発生、中国は経済制裁を受け国際社会から孤立した。中共は国内不満を逸らす為に「靖国問題」を持ち出した。外交ルートでは日本に積極的にアプローチして海部俊樹首相を訪中させる。そして実現した1992年の「天皇・皇后両陛下の訪中」である。これが国際社会に与えた影響がデカカッタ。経済制裁が解除され天安門虐殺も無かったコトになり、中共幹部連中は喜んだ。
胡錦ちゃんは工作している。北京オリンピック開会式に「天皇陛下」か「皇太子殿下」を出席させれば、日本世論を黙らせ国際世論にアピール出来ると。チンパ相手の日中首脳会談はパンダと浄化槽レベル、なぜ胡錦ちゃんは東京に連日滞在するのか?チンパと一緒に皇室関係者を開会式に呼ぶ為である!売国政治家も蠢いている・・・・っと青山繁晴が力説してました。
投稿 もりへー | 2008/05/10 01:57
>というわけで、パンダはタダで貰うわけじゃない、それ以上のコトを中国にはやって>あげているので、自信を持って堂々と貰えばいいと思う。
一匹1億円/年 のレンタルなんですが・・・
投稿 チャウチャウ | 2008/05/10 03:57
水島朝穂は九条絶対堅持の典型的な左翼教授なんだけど
根性はあったんですね。
早稲田には他にも教育学部教授でチベットの専門家、
石濱裕美子先生もいます。
ブログがかなり面白いです。
大隈講堂にはチベット旗がよく似合う
ttp://shirayuki.blog51.fc2.com/blog-entry-279.html#comment
長野商店街のキモチが今分かる
ttp://shirayuki.blog51.fc2.com/blog-entry-278.html#comment
在野の精神いまいずこ♪
ttp://shirayuki.blog51.fc2.com/blog-entry-273.html#comment
しかし早稲田は学内にコキントウの来校を秘密にした上、
学生運動真っ盛りの時も
学内に入れなかった警察を入れたんだから、
よっぽどフフフに脅されたんだと思いますよ。
大隈重信の写真と「学の独立」=「言論の自由」って
書いてあるプラカードを掲げている人が当日いましたけど、
あの日の早稲田にはそれらはありませんでした。
投稿 大御所 | 2008/05/10 04:00