梅崎で逆転、浦和のムード変えた/J1
<J1:浦和2-1清水>◇第4節◇2日◇日本平
停滞ムードの浦和を1人で変えた。0-1で迎えた後半開始からU-23日本代表MF梅崎が出場。いきなり縦突破で相手DFを惑わした。「どんどん仕掛けた。みんなは疲れていたし、気持ちで走った」。同13分、相馬からの縦パスを受けて左サイドから左足クロス。混戦からオウンゴールで同点弾が生まれた。逆転勝利につなげる貴重な“アシスト”が、試合の流れを変え、逆転勝利につながった。
チームは前節新潟戦(3月30日)で今季初勝利を挙げたばかり。リーグ戦では昨季を含めて8試合ぶりの白星だった。清水戦で負ければ、再び自信と勢いを失う可能性もあった。先に失点して嫌な空気が漂っていただけに、梅崎の奮闘は大きな意味があった。エンゲルス監督にも「梅崎は動きが良かったし、あれはアシスト。後半は(チームも)リズムが良かった」と褒められた。
日本平スタジアムに好印象があった。大分時代は清水に勝ったことはないが、3年前にU-18日本代表としてSBS杯に出場し、途中出番で2得点をマークした思い出の会場。「後半で1点差は逆転できると思っていた。気持ちにゆとりがあった」。
07年前半の半年間在籍した仏2部グルノーブルでの経験が浦和で生きている。海外での1人暮らし、言葉も分からない新天地でのプレー。「あの時に比べれば言葉も分かるし、問題ない。あの経験が体に染みついている。ただ(浦和に)来ただけじゃ意味がない。少しずつ浦和のためにプレーしたい」。会場を離れる際、浦和サポーターからのコールを受けると深々を頭を下げた。
浦和移籍後、まだリーグ戦でのスタメンはない。選手層の厚いチームだけに当然だが、その厳しい環境を求めて移籍を決断してきた。「今日はガラっとチームが変わってよかった。選手ならば先発で出たいけど、今はチームのためにやるだけ」。昨季、ワシントンの背負っていた背番号21が梅崎のイメージとなる時は、そう遠くない。【藤中栄二】
[2008年4月3日9時10分 紙面から]
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