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中国産鶏肉:加工品に微量の禁止抗菌剤 厚労省が検査命令

 中国から輸入された鶏肉加工品から、食品衛生法で残留が禁止されている微量の抗菌剤「フラルタドン」が検出されたとして、厚生労働省は9日、輸入業者に同法に基づく検査命令を出した。今後は安全性が確認されるまで、輸入のたびサンプル検査が義務付けられる。

 加工品は3月12日輸入の冷凍チキンカツと、4月25日輸入の加熱済み鶏ショウガ焼きで、フラルタドン0.002~0.005ppmが検出された。すべて保管されているか積み戻しされ流通はしていない。中国産鶏肉と加工品は07年に約9万7000トン輸入されたが違反はゼロだった。

 また、エチオピア産生鮮コーヒーからも「r-BHC」など5種類の基準値を超える残留農薬が見つかり、検査命令が出された。

毎日新聞 2008年5月10日 1時16分

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