事業導入対象予定地のプレ調査をします。
●対象予定地の特産物の確認
●地域コミュニティの現状把握
● ゴミの廃棄状況の調査
などを実施し、最適な導入モデルを割り出します。調査後は、地域住民/参画者に対し、アンケート/個別ヒアリング等を実施し、情報のデータベース化/形式値価を行います。そして、事業評価項目、マイルストーン(長期的な目標値)を設定し、環境問題等の勉強会や事業説明会、ワークショップ等を開催し、情報の共有化と事業の啓発活 動を図ります。
収集運搬業者が、個々の施設、参画者から定期的に排出される残渣・販売不能品(販売不能農産物等を含む)を回収します。飼肥料製造時には、各栄養素の割合で調合するため、米、小麦といった穀類(炭水化物)とその他残渣に分別回収することになります。 参画者には専用のプラスチック製密閉容器を貸与し、こちらに直接投入してもらうことになります。
回収残渣を菌体飼肥料製造機により飼肥料化します。燃料には、廃油を原料としたBDF燃料や太陽光電池でまかない、徹底したエコロジー環境システムを実現します。

Q.菌体飼肥料について
微生物を飼肥料に植え付け繁殖させたもので、菌を繁殖させることにより、消化吸収率を上げ、ビタミン抗生物質の微量栄養素の生成を促したものとなります。
(例)ぬか味噌漬け・納豆など
これは、安い費用で、高たんぱく質資源が得られることなどから、企業が有望視している新たな飼肥料の一つとなります 。
当製造工程では、残渣の成分配合比率を、
(A)たんぱく質1+(A)粗糖類3:(B)穀類6=A:Bの比率=4:6
にし、後の乾燥処理最終工程で単味素材を加え水分含有率を完成時20〜30%まで整えます。 これにより、高品質の飼肥料を製造することが可能となり、残渣内の有害菌については、製造機内を100℃以上に加熱することによって、種々の病原菌やアンモニアを除去することが出来ます。
製造した菌体飼肥料を、化学肥料に頼らない栽培用肥料や安全な飼料として、既存の特産物や農蓄産物に対して使用します。高品質で安全な飼肥料であること、そして飼肥料の出所が明白なことにより、今問題となっている食品の安全性への対応が可能になります。

[特産品の販売]
生産された農蓄産物や加工された特産物は、リサイクル生産証明を添付のうえで、観光施設等において販売します。また、飼肥料は、契約農家や農場に対しては無償で提供されますので、特産物のコストメリットを高めることが可能となります。

[休耕農地の利活用]
余剰飼肥料は、休耕農地に使用します。休耕農地はレンタル農地ビジネス(準備中)に活用し、農業に興味のある方、また、学生に解放し、教育と実践の観点から多角的に活用します。

[バイオマス燃料の開発]
木質ペレットやBDFなど様々な角度からバイオマス燃料の開発に着手します。
等事業は、「地域活性、とりわけ大型観光地としての先駆的/進歩的取り組み」として、マスコミ各社と連携を図りながらしながら、全国的なPR活動を推進するとともに、一般企業の協賛/参画活動をはかりながら、事業の普及/ブランド力の向上に努めます。

[社会事業同士の連携]
現在、この「食品残渣リサイクル事業」は、山梨県富士河口湖町をベースにしておりますが、他エリアとの連携を予定しており、2008年度を目処に、東京都新橋の飲食店共同プロジェクト「新橋に飲みいこ!」と同リサイクル有機食品のキャンペーンパッケージを展開する予定です。
ページTOPへ