マブチモーター
昨日、なんともやり切れないニュースではあったが、とても懐かしい名前を耳にした・・・
5年前に松戸で侵入先の妻子が殺害された強盗殺人事件があった。その判決公判で被告に求刑通り死刑判決が下された・・・
その被害者の名前が馬渕隆一会長だった。
あの「マブチモーター」の創業者の実弟である。あまりにも凄惨なこの事件に対して、ことばもないが・・・ (__;)
私が子供の頃「マブチモーター」にはよくお世話になった・・・
それまでは、可動のオモチャといえば「はずみ車」か、せいぜい「ゼンマイ」を動力にしたものがほとんどだった。
私も親にこれらのオモチャをよく買ってもらったが、たいていその日のうちにバラバラになってしまったものだ (^^;
好奇心が旺盛だった幼少の頃、最初のうちはおもしろがってそれらのオモチャで遊んでいるのだが、次第に中が気になってくるのだ・・・(苦笑) なぜこのオモチャは動くのだろうと思い始めると、もうその思いを止める事ができなかった。かくして、哀れオモチャは解体される運命にあった(爆笑)
そして、中からはずみ車やゼンマイを取り出して眺め回し、はずみ車の車をコマにしてよく遊んだものだった・・・ (^.^ゞポリポリ
その度に、親にはもう買ってやらないと大目玉をくらったものだ・・・ (^◇^) 。。。ケラケラ
小学 2年生の夏の事だった。田舎の山村の事とてプールなんてりっぱなものは存在しない。水浴びの場はもっぱら近所の川だった。そこで魚捕りなんかをしながら、よく泳いで遊んだ。
いつものように友人たちと川で遊んでいると、上級生の友人がプラモデルのモーターボートを持って来て遊び出した。ボートにはモーターが積んであり、水面を静かに走る・・・
そんなオモチャを見るのは初めてだったので、驚き、羨ましく思ったのをよく覚えている・・・
マブチモーターとの出会いがそのモーターボートだった。
家に帰ると、子供の常で、自分も欲しいと親にねだる・・・ (^^;
しかし、そんなりっぱなモノを買ってもらえるほどウチに余裕はなかったので、特別に貰った僅かな小遣いを握りしめて近所のヨロズヤに駆け込んだ。
私の生まれ育った山村には、街中のように本屋も無ければオモチャ屋も無い。食料品から日用品、薬から文房具まで何でも置いてある「よろずや」と呼ばれた商店が部落ごとに何件かあるだけだ。今風にいえば「コンビニエンスストア」だけれど、実態はそんなりっぱなものではない(笑い)
オモチャが置いてある店の隅で、手にした小遣いで買えるモーターボートを探したが、モーターで走るプラモはとうとう買えなかった・・・ で、買って帰ったのがゼンマイのボートのプラモだった(爆笑) もう、よく覚えていないが、おそらく 250円くらいだったように思う。
当時、ラーメンが1杯 80円くらいだから、それでもけっこう高価なモノだった (^.^ゞポリポリ
しかし、買って帰ったものの、子供の私にはそのプラモを組み立てる事ができなかったので、隣の上級生のお兄さんに頼んで作ってもらった (^^;
出来上がるまで、ワクワクしながらお兄さんの目の前で作業を見守った(苦笑)
以来、私はプラモデルにはまってしまう・・・
で、その後も幾つかプラモを買っては隣のお兄さんに作ってもらっていたが、ある日ファントム戦闘機のプラモを買って帰った時に母の怒りが爆発した・・・ (^^;
自分で作れないものは買ってくるなと・・・ (^^;;;;
で、泣きながら説明図を見て、見よう見まねながら、生まれて初めてプラモデルというモノを作り上げたのだった・・・
もともと不器用な私なので、出来上がりはとても見られたものではなかったが・・・
しかし、この一件があって、私はますますプラモにのめり込んでいくことになる。
なにしろ「自分で作るおもしろさ」を覚えてしまったのだから・・・ (^◇^) ヒャッヒャッヒャ・・・
その頃の私は、単純に「動く」モノが好きだった。だから車や戦車などのプラモが大好きだった。そして、その模型の箱の中にはたいてい「マブチモーター」が組み込まれた動力キットが同梱されていた・・・
正確な型式は失念したけれど、その頃ごく一般的だったのが「F13」だったかな。コンパクトなモーターだったので、車の模型なんかでよく見かけました。
戦闘機とか船とかでよく使われたのが「F14」でした。丸い形が印象的なモーターでした。
戦車などの馬力を必要とした模型によく使われたのが「F32?」と「F55?」でした。力はあったのですが、モーター自体が高価だったのか、これらのモーターを使った模型はけっこう値が張ってなかなか買えなかったので、もっぱら友だちのモノを見ただけで、馴染みも薄く型式もうろ覚えです(笑い) もしかしたら型式も「F」ではなかったかもしれません・・・ (^.^ゞポリポリ
ただ、見慣れたモーターよりも、一回りも二回りも大きくて、見るからに力強そうな印象が思い出に残っているだけです (^^ゞ
しかし、マブチモーターの中で一番印象深く残っているのは、なんといっても「水中モーター」でした (^.^ゞポリポリ
魚雷型のモーター本体に、吸盤が付いていて、何か他のモノにくっつけて「小判鮫」方式で使うのですが、これは子供には大いにウケたと思います。子供心をよくわかっていなければ、こんなユニークな商品は生まれなかったと思います。
写真のモノは赤ですが、確か青とか、もしかしたらもっといろいろなカラーバリエーションがあったように記憶しています。
中学生になると、友人の影響で展示用の模型を作るようになり、可動式の模型とは縁遠くなりましたが、小学生の間はマブチモーターには本当によくお世話になりました。
例によって、モーターを分解して、中から磁石を取り出したりする悪いクセは、小学生になっても治りませんでしたが・・・ (^◇^) 。。。ケラケラ
| 固定リンク
「独り言」カテゴリの記事
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/179664/14358317
この記事へのトラックバック一覧です: マブチモーター:
コメント
う~ん、大丈夫なんでしょうか、栃東?脳疾患の記事が本当ならば、相撲どころではありませんね・・・。
別の意味で大丈夫なのか?と思うのは白鵬。本日の対千代大会戦も緊張しまくり。
大丈夫か?と思う以前なのが魁皇、千代大海、琴欧州。13日目にしてまだ勝ち越していないなんて・・・。しかし、また帳尻合わせで勝ち越すんでしょうね~。
投稿 ナンカイです(麒麟川島調)。 | 2007年3月23日 (金) 18:36
ナンカイさん、どうもです (^^)/
栃東、心配ですねぇ・・・
明日の結びの一番ですけど、今日の二人を見ていると、どっちもどっちですね(苦笑)
朝青龍も、白鵬も、ぜんぜん自分の相撲が取れていない。勝ったからいいようなものの、負けてたっておかしくない一番だった。
明日は、どっちが勝ってもおかしくないな・・・
勢いでは、白鵬かも (^^;
投稿 夢見るピーターパン | 2007年3月23日 (金) 20:10
そういえば、昔ありましたね~、水中モーター。
思い出しました。
自分も子供のころは、プラモデルに凝っていました。
特に、第2次大戦の日本の軍艦。
特に空母が好きで、翔鶴、瑞鶴・・・そして幻の空母 信濃。
タミヤから出ていたプラモデルをひたすら作っていたものです。
水中モーターを使って、軍艦を走らせたかったですね~
(でも、タミヤのシリーズはスケールが小さくてモーターをつけると沈んでしまいます(笑い))
投稿 すが太郎 | 2007年3月23日 (金) 22:54
すが太郎さん、どうもです (^^)/
船は、私も憧れだったんですが、いかんせんプラモでもデカくて持て余すので、あまり作りませんでした (^^ゞ
タミヤの船だと、ウォーターラインシリーズですよね、確か。
1/700くらいだとそれほど大きくはないんですが、それだと今度は小さすぎて物足りなくて買いませんでした(笑い)
第一、ウォーターラインシリーズは、喫水線から上側しか無かったのも気に要らない点でした。
で、私がはまっていたのが、1/35のミリタリーミニチュアシリーズでした (^^)v
特に、ソフトスキンと呼ばれる、ジープや装甲車などのモノがお気に入りでしたね (^o^)
投稿 夢見るピーターパン | 2007年3月24日 (土) 07:29
プラモにマブチモーター。
ぼくは不器用だったので、
難易度が高いものはうまく作れず、
モーターを搭載しても、
うまく動かなかったことばかり
思い出します。
投稿 むうさん | 2007年3月24日 (土) 15:01
むうさん、どうもです (^^)/
え~、そうなんですか?
そんなイメージはないですけどねぇ(笑い)
男の子にとって、プラモデルは、たいてい誰でも通る道ですからね (^^)v
投稿 夢見るピーターパン | 2007年3月24日 (土) 16:23
パソコンおたく+プラモおたくともなれば・・・・
もう言葉も有りません・・・・(爆笑)
投稿 タマパパ | 2007年3月24日 (土) 16:49
ワハハハハ・・・ (^◇^)
パパさん、どうもです (^^ゞ
男の子なら、ミンなそうなんじゃないの~ (^^;
違うとは・・・ 言わせないゾっと・・・(爆笑)
投稿 夢見るピーターパン | 2007年3月24日 (土) 17:15