コンビニエンスストア「SHOP99」を展開する九九プラス(東京都小平市)が店長を管理職扱いにして残業代を支払わないのは違法として、元店長清水文美さん(28)が9日、同社に残業代など約450万円の支払いを求める訴訟を東京地裁八王子支部に起こした。
訴状によると、清水さんは2006年9月に入社した。昨年6月から10月にかけ、店長として都内3店舗に勤務したが、長時間労働などが原因でうつ病と診断され休職中。店長として管理職扱いされ、残業代など約75万円が支払われなかった。
店長時代は長時間労働が続き、特に昨年7月25日から8月22日の間は休みがなかった上、給料も減ったという。
清水さんは厚生労働省で記者会見し、「店長就任後の明細書を見てがくぜんとした。アルバイトがいない時には自分でシフトの穴を埋めた。あれだけ休みを返上して一生懸命働いたのに、という思いだ」と話した。
九九プラスの話 訴状が来ていないので、コメントは差し控える。
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