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東芝、2015年度までに原発受注33基を見込む
東芝の西田厚聰社長は8日の経営説明会で、2015年度までに原子力発電所の受注を33基見込み、米ウエスチングハウス買収の投資回収期間を1年短縮し13年間にすると発表した。また2020年には原子力事業の規模が1兆円(現在は約5000億円)になる。(10面に関連記事)
もう一つの中核事業の半導体は、08―2010年度の3カ年で1兆円超の設備投資を計画。2010年中にフラッシュメモリーの二つの新工場を同時に稼働させる。微細化の移行も半年前倒しコスト競争力を高める。
同日公表した3カ年の中期計画では、最終年度の2010年度に売上高10兆円、営業利益5000億円を目指す。昨年の計画値から売上高を5000億円上積みし成長路線を明確に打ち出した。2010年度のパソコン事業の売上高は1兆7000億円(07年度1兆円)を見込む。設備投資の合計は、前の3カ年より5000億円多い2兆2000億円。
(掲載日 2008年05月09日)