道路を問う
道路建設と巨額財源、そのあるべき姿を考える
【政治】「白樺」共同開発の可能性 中国が大幅に譲歩2008年5月8日 19時34分 日中両国最大の懸案である東シナ海ガス田問題で、中国側がこれまで難色を示していた天然ガス田「白樺」(中国名・春暁)の共同開発について、日本側に柔軟姿勢を伝えていたことが8日、分かった。政府は7月の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)をにらみ、6月中に合意できるよう詰めの調整を急ぐ考えだ。複数の日中外交筋が明らかにした。 これまで中国側は白樺は共同開発の対象外との立場を堅持していたが、「共同開発の対象とする可能性」を伝えてきたという。 共同開発の対象海域をめぐっては、日本が排他的経済水域(EEZ)の境界線(日中中間線)をまたぐ形を提案。中国側はこれに難色を示していたが、昨年12月、それまで存在自体を認めていなかった日中中間線を基準に、白樺を除くガス田を共同開発の対象とする妥協案を提示した。 これを受け、日中両政府は(1)中国が単独開発している白樺開発に日本も参加(2)日本が中間線を越え、中国側海域で白樺以外のガス田開発に加わる−の2案を軸に調整している。 (共同)
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