2008年5月8日 18時29分更新
今年3月、JR岡山駅で男性を線路に突き落として死亡させたとして逮捕された18歳の少年について大阪家庭裁判所は、事件当時、どのような精神状態だったか調べる必要があるとして少年の精神鑑定を行うことを決めました。
この事件は今年3月、JR岡山駅で岡山県職員の假谷国明さん(38歳)が線路に突き落とされて死亡したもので、大阪・大東市に住む18歳の少年が逮捕されました。
少年の身柄は先月、大阪家庭裁判所に移されています。
8日は、少年の処分を決めるための最初の審判が午前10時からおよそ2時間にわたって大阪家庭裁判所で開かれ、少年と少年の両親、それに付添人の弁護士らが出席しました。
家庭裁判所は少年が事件当時、どのような精神状態だったか詳しく調べる必要があるとして少年の精神鑑定を行うことを決めました。
少年は今後、専門の医師による精神鑑定を受けることになり、家庭裁判所は鑑定の結果も見ながら、大人と同じように刑事裁判を受けさせるか、あるいは少年院で立ち直りのための教育を受ける保護処分にするかなどを判断することになります。