山陽新聞ホームページ さんようウンナビ−岡山のタウン情報ならこちら!
Web サイト内

トップ>>地域ニュース>>滴一滴 サイトマップ >お問い合わせ
コラム
column 以前の記事一覧

 地球温暖化の影響だろうか。大型連休は汗ばむ陽気が続き、夏本番に向けて先が思いやられた。

 それでも風を受け悠然と大空を泳ぐこいのぼりを眺めていると、明るいニュースを思い出した。北海道の風力発電会社が、津山市に大規模な風力発電所を建設する準備を進めているという。

 来春にも着工予定で、三十二基の大型風車を備える。二〇一一年末の本格稼働後の発電量は、約五万五千世帯の年間消費電力を賄えるというから頼もしい。

 温暖化対策の一環で二酸化炭素を排出しない風力発電は、太陽光発電と並ぶ新エネルギーとして期待を集める。世界風力エネルギー協会(ベルギー)によると、昨年一年間に世界で新設された風力発電施設の能力は、大型原発の十五基分に匹敵する。

 米国、中国、インドなどの伸びが著しい。これに対し、日本は立ち遅れが目立つ。昨年の発電容量の増加量は米国の三十八分の一、中国の二十五分の一しかない。この差は考え方の違いにあるようだ。

 日本は温暖化対策に主眼を置くが、米国、中国などはエネルギー安全保障の観点で国が戦略的に支援しているといわれる。原油高などに対応した危険分散である。温暖化対策をからめた「一石二鳥」の危機管理だ。日本の戦略性の乏しさが風力発電を通して透けて見える。


(2008年5月8日)
注目情報

最新ニュース一覧
NY円、103円69−79銭
(6:43)
北朝鮮、米側に文書初提出
プルトニウムの核開発計画
(6:39)
NY株終値12866・78ドル
(6:33)
環境に優しい働き方を
G8労相会合の議長総括案
(2:04)
一般化へ特例法再改正
道路財源を09年度廃止
(2:01)
団地火災で2人死亡
横浜市で未明
(1:50)
150万人が深刻な被害
国連、支援受け入れ迫る
(1:39)
世界に頼られる日中関係を
首相、夕食会でアピール
(0:57)
国会敷地で自衛官自殺未遂
建造物侵入の現行犯で逮捕
(0:54)
指名争い「6月決着」
クリントン陣営幹部
(0:53)
伊新内閣が就任宣誓
連立政権内に“爆弾”
(0:23)
きぼうの窓から日本見たい photo
シャトル搭乗の星出さん
(23:18)
米バレーオ市が破産申請へ
サブプライム影響で税収減
(23:10)
NY株始値12843・42ドル
(23:04)
青森県立大に変形労働時間制
繁忙月は1日9時間
(23:01)
任天堂の山内氏がトップ
米誌「日本の富豪40人」
(22:58)
誘拐の女性2人無事解放
拘束中、転々と移動
(22:27)
08年度末に新医療制度廃止
野党4党の法案原案判明
(22:19)
環境相会合の討議資料案
温暖化と公害対策を同時推進
(21:53)
欧州中銀、金利据え置き
11カ月連続、インフレ警戒
(21:45)


山陽新聞総合データベース
★山陽新聞社ホームページのデータとリンクについて★


・ホームページの記事・写真の著作権は山陽新聞社、共同通信社、寄稿者に帰属します。すべてのデータの無断複製・転載を禁じます。
・ネットワーク上の著作権について日本新聞協会の見解をご覧下さい。
・リンクする際は、トップページ(
http://www.sanyo.oni.co.jp/)にしてください。トップページ以外のページへの直接リンクは基本的にお断りしています。また、「ブックマーク」「お気に入り」等への登録もトップページにお願い致します。

Copyright © 1996-2008 The Sanyo Shimbun,all rights reserved.