農林水産省が7日発表した植物検疫統計(速報値)によると、4月第4週まで(3月30日~4月26日)の中国産野菜の輸入量は、前年同期比42%減の2万6505トンだった。中国製冷凍ギョーザ事件の影響による需要の冷え込みが続いており、3月(45%減)に比べても落ち込み幅はほぼ同じだった。
輸入量の多い農産物では、ニンジンが90%減、タマネギが44%減、ネギが40%減などと軒並み大きく減少した。農水省は「今後も中国産野菜の輸入量低迷が続く可能性がある」としている。【工藤昭久】
毎日新聞 2008年5月8日 東京朝刊