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【胡錦濤氏訪日】河野衆院議長がチベット念頭に「主権内で処理すべき」と発言 (1/2ページ)
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中国の胡錦濤国家主席は8日午前、国会内で河野洋平衆院議長と会談した。河野氏は、チベット問題を念頭に「中国国内の問題は主権内で処理されるべきだ」と述べる一方、北京五輪成功へ期待感も示した。
主なやりとりは以下の通り。
河野氏「主席の衆院訪問を歓迎する。日本訪問の機会を日中関係前進のきっかけにしたい。今回は今世紀初で、忙しい中5日間も訪問される。成功を記念したい」
胡氏「衆院を訪問できてうれしい。議長は日中友好関係構築の立役者として著名だ。古い友人として知られている。日本と中国は2000年の友好の歴史がある。今回ただ単に善隣友好ということに加え、戦略的互恵関係にあることも確認できた。日中関係は最も重要な二国間関係であり、世界の中の日中関係だ。福田康夫首相との会談を行い、人的交流促進などについていい話し合いができた」
河野氏「日中共同声明は内容が濃く良かった。日中は主権国家として尊重信頼すべきだ。中国国内の問題は中国の主権内で合理的に処理するという風に思う。日中はアジア、世界のために努力、協力すべきだ。そのためには世界の理解も必要だ。政府間の対話はもちろん重要だが、国会議員は庶民、消費者に近い立場だ。そうした議員の交流は非常に重要だ」