西日本新聞

「米こそ食料危機の主因」 印、ブッシュ氏発言に反発

2008年5月4日 00:44 カテゴリー:アジア・世界

 【ニューデリー3日共同】世界的な食料価格の高騰について、ブッシュ米大統領が人口11億人を抱え経済成長を続けるインドを引き合いに出し、同国の中間層が食料危機を拡大させると受け取れる発言をしたことがインド国内で伝えられ、政治家らは3日、「米が主因だ」などと一斉に反発した。

 PTI通信によると、ブッシュ大統領は2日、米ミズーリ州で「全米の人口より多い(インドの)3億5000万人の中間層がより裕福になれば、高い栄養といい食べ物を求め需要は高まり、食料価格は上昇する」と発言した。

 これに対し、インドのラメシュ商業担当閣外相は「発言は完全な誤り」と批判。与党国民会議派のテワリ氏も、地球温暖化対策で、米国など先進国の食料用耕作地がバイオ燃料用に切り替わったのが背景だと指摘した。

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