医師、看護師などの医療スタッフを世界各地に派遣し、人道医療支援に取り組んでいる「世界の医療団」(メドゥサン・デュ・モンド、本部パリ)はこのほど、ミャンマーを直撃したサイクロンで被災したヤンゴンの住民に対する第一次の緊急支援と救援医薬品の輸送を開始したと発表した。
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「世界の医療団」によると、被災地のヤンゴンでは1995年から、医師や看護師、ボランティアなどから成るチームがエイズ対策のために活動している。チームは、5月2日から3日未明にかけて発生したサイクロンで被災した住民に対し、救急治療のための無料診察を5日から開始している。
チームは「飲料水の入手が困難で、電気も切断された状態にある。特に首都近郊の被災者への支援は非常に困難な状態にある」と報告している。ミャンマーでは昨年、物価上昇などで治安が不安定となり、暴動も起きている状況で、今回のサイクロンによる被害で食料品価格はますます高騰しているという。
このため「世界の医療団」では、支援物資や医薬品などを積んだチャーター便の派遣を検討している。
更新:2008/05/08 11:49 キャリアブレイン
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08/01/25配信
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医師の山田規畝子さんは、脳卒中に伴う高次脳機能障害により外科医としての道を絶たれました。しかし医師として[自分にしかできない仕事]も見えてきたようです。