エレン・ペイジと対面した石原さとみが英語を披露、その実力は!?

本年度アカデミー賞脚本賞を受賞した｢JUNO／ジュノ｣の日本公開を前に、主演のエレン･ペイジ(21)が来日し、都内で記者会見を行った。

ジャケットにジーンズ、スニーカーという気取らないファッションで登場したエレン。来日は中年男性に復讐を果たす少女役で注目を浴びた｢ハード キャンディ｣でのPR来日以来2度目で、前日にはオフをとり原宿や渋谷の街を楽しんだという。

｢JUNO｣は、16歳で妊娠してしまった女子高生ジュノが周囲に支えられながら初めての出産に臨む様子を描いたヒューマンドラマ。アメリカではわずか7館という規模で封切られたものの、口コミで評判が広がり、公開規模が2000館以上に拡大。驚異的な興行成績を記録した話題作だ。

ここまでヒットした理由についてどう思うか聞かれると、｢一番最初に脚本を読んだとき心から驚いたわ。今まで読んだ脚本の中で最高の脚本だったから。すごく誠意があって、深いけれど面白い、とても完成された作品だと思う。それに、今は若い女性が主人公の映画が少ないから、それもヒットした理由の一つだと思う｣。

エレンが同作の演技を認められ、史上最年少でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたのは周知の通り。ノミネートされたときの感想を聞かれると、｢とてもシュールだった。一緒に候補になった女優さんたちは皆尊敬している方々だったからとても謙虚な気持ちになったわ｣。

ノミネートをきっかけにいきなり全世界の注目を集める存在になったわけだが、｢私自身はある意味では何も変わっていないわ。でも、この作品の成功のおかげで、今は出演作品の選択肢がとても増えたの。それはどの世代の俳優にとっても幸せなことだと思う｣と落ち着いてコメントした。

会見後半には、エレンと同い年(21歳)でブルーリボン賞や日本アカデミー賞新人俳優賞などを受賞した経歴のある日本の若手女優・石原さとみが花束贈呈ゲストとして登場。

｢JUNO｣の演技に心底感激したという石原は本人を前にエレンを絶賛、｢この作品を日本でリメイクしたらぜひ出演したい！｣と意気込むと、エレンは少しはにかんだ様子で、｢あなたなら楽にできると思うわ｣。また、英会話を勉強中の石原が「自分とはかけ離れた役を演じるときはどうしてる？」と流暢な英語で質問する一幕もあり、エレンは「自分とかけ離れているからこそ素晴らしいと思うの」と力強く答えていた。

｢JUNO／ジュノ｣6月14日(土)より、シャンテシネ他全国ロードショー。

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「JUNO／ジュノ」オフィシャルサイト

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