倉敷歴史散歩の会は、地元の郷土史家などを迎えて、県内の史跡や神社、仏閣などの歴史を学んでいます。今回は、倉敷市真備町の岡田地区を訪れ、地元の歴史に詳しい香川 馨さんを講師におよそ2kmの歴史散策を行いました。江戸時代、岡田地区には、伊東家が陣屋を置き一帯を支配していました。周囲には、伊東家が残した弁財天を祀った建物や神社などが残り、講師の香川さんから歴史的背景や云われなどを学びました。また、名探偵 金田一耕助を生んだ小説家 横溝正史の疎開宅を訪れ、縁側に腰をかけて小説を書いた時代へ思いを馳せていました。このあと一行は、石槌山などを巡り、先人たちが残した郷土の文化財にふれながら散策を楽しんでいました。
岡田小学校のグランドピアノは、昭和28年、当時の地域の人々の寄付で購入されたものです。以来、55年間、入学式、卒業式、学芸会などの行事で活躍してきました。しかし、調律してもピアノ本来の音色が保てなくなり、再び美しい音色で演奏できるよう修理することになりました。全校児童203人がピアノを囲んで行った「送る会」では、新しくなって岡田小に帰ってくる日を楽しみにしながら「翼をください」を一緒に歌いました。岡田小のピアノは、河合楽器が、昭和24年頃に製造した500号と呼ばれるグランドピアノで現役で活躍するピアノでは、県内一古いものだそうです。なお、このピアノは、5月14日に静岡の河合楽器へ修理に出される予定です。
高橋大輔展はKCT情報センターで開かれ、高橋選手の幼少時代から今を振り返る貴重な写真や映像、衣装などおよそ50点を展示。7日間の期間中にKCTエリア内を中心に遠くは関東や北陸、九州などから高橋選手のファンらおよそ700人が訪れました。会期中には来場者に署名の協力をお願いし、集まった署名を、きょうKCTの坂本万明社長が「存続を願う会」の前田晶代代表に手渡しました。来場者が友人や知人から署名してもらってきたものも含め、およそ1000人の署名が集まりました。存続を願う会には当初目標としていた5万人を越える署名が全国各地から集まっており、5月下旬に倉敷市の新市長・伊東香織さんに提出、スケートリンクの存続を求め、陳情する予定です。伊東新市長は当選した翌日にKCTを訪れた際に高橋大輔展を見学。訪れていた存続を願う会のメンバーや高橋選手の両親と話し、「子どもたちの練習拠点として大切なものなので、まず、みなさんの意見を聞いて倉敷市としてどういう協力ができるのか一緒に考えていきたい」と存続に前向きなコメントを残しています。
新しい建物はヨーロッパのリゾート地を思わせる外観でこれまでの教習所の堅いイメージを一新しました。倉敷自動車教習所を経営する倉敷地所では若い教習生のニーズに応えるため2年前から校舎の改築を重ね、託児室や女性専用の休憩所を備えた新校舎を完成させました。最新の教材が導入されたうちシートベルトの体験機は乗った人が真下を向く180度回転型で県内の教習所では初登場です。さらにエアバッグ体験機や反射神経をテストするマシン、運転技術を磨くドライビングシミュレーターがあり教習生だけでなく高齢者やペーパードライバー向けの研修や講座も開催する考えです。一日開放デーではメーンイベントとして高級バイク・ハーレーダビットソンの試乗会が行われ大勢のバイクファンで賑わいました。このほか運転指導員によるバイクのデモンストレーション走行も行われました。倉敷自動車教習所では「地域の交通安全センター」として企業の交通安全研修などにも力を入れたいとしています。
救護施設 浦安荘では、1984年から精神障害者などの利用者の自立支援を図ろうとガラス作りを始めました。制作する工房は、多くの人に幸せを与えようと「うらやすガラス幸房」と名づけられています。現在は、13人の利用者がガラス作りに取り組んでおり、夏を前に、涼しげな色合いのコップや水差しなどおよそ500点を出展しました。作品は、利用者たちの吹きガラスで形や大きさなど、どれ一つとして同じものがない味わい深いぬくもりが伝わってきます。また、蜻蛉玉を使ったストラップや暖簾など、オブジェとして楽しめる作品も展示されました。最近では、創立当初のメンバーが新しくガラス作りを始めた人たちを指導するなど、人のつながりや交流も広がっているそうです。岡山市の救護施設 浦安荘の施設利用者によるガラス展は、総社市の吉備路もてなしの館で13日(火)まで開催されています。