妻殺害のネパール人「長女は川に」
北海道倶知安町で29歳の妻が殺害された事件は、ネパール人の夫が逮捕されました。夫は、行方不明になっている生後6か月の長女についても「死んでいる、川に流した」と話しています。国際結婚から1年あまり、夫婦に何があったのでしょうか。 ネパール人の夫、バハドー・カミ・シェアム容疑者(26)。カレー店を兼ねた自宅の2階で、妻の智江さんの顔を殴ったり首を絞めて殺害した疑いが持たれています。 先月下旬から、智江さんは両親に離婚の相談をしていました。これに対し、シェアム容疑者はかたくなに拒否していたと言います。 「カレー店の経営が行き詰まり、夫婦仲がうまくいかなかった。離婚話を切り出され、カッとなった」(シェアム容疑者) 智江さんはアクセサリーづくりを学ぶため、毎年のようにネパールを訪問。去年3月、現地から両親に「ネパールの人と結婚したい」というメールを送り、シェアム容疑者と結ばれました。 新しい生活がスタートした両親が経営するコテージは、外国人観光客にも人気のリゾート地の一角。10月には長女を授かり、12月にカレー店をオープンさせましたが・・・ 「行き違い・・・言葉が話せないからね。彼がね。あまり親子で歩いているのを見ていない。今考えれば、夫の方が家にこもっていたのかも」(近所の人) 「言葉わからないのは弊害も多いかな」(近所の人) 行方不明になっている生後6か月の長女のジュヌちゃんについて、「すでに死んでいる、橋から川に流した」と話しているシェアム容疑者。警察は付近の川を中心に捜索していますが、ジュヌちゃんは見つかっていません。 警察は、夫婦間の離婚をめぐるトラブルを中心に、シェアム容疑者が犯行に至った動機をさらに追及しています。(07日18:02)
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