マイクロソフト、Windows XPのアップデートプログラム“SP3”を公開
Windows Updateによる自動更新での配布は2008年の夏以降を予定
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Windows Updateから約68.4MBの差分ファイルをダウンロード可能 |
マイクロソフト(株)は6日、Windows XP用のアップデートプログラム“Service Pack 3”(以下、SP3)を公開した。現在、Windows Updateから約68.4MBの差分ファイルをダウンロードできる。また同社のダウンロードセンターでは約325.6MBのフルパッケージが用意されているが、こちらはシステム管理者や開発者向けとなっており、個人でのダウンロードに関してはWindows Updateの利用が推奨されている。
同社では当初4月30日の一般公開を予定していたが、互換性の問題が発覚したことにより急遽公開を延期していた。なお同社によると、Windows Updateによる自動更新での配布は、2008年の夏以降を予定しているとのこと。
SP3では、これまでに発見された不具合やセキュリティ問題を修正するアップデートプログラムをすべて収録しているほか、Windows Server 2008の“Network Access Protection(NAP)”との連携に対応した。また、すでに公開されているSP1やSP2の内容も含まれているため、インストール済みのSPを削除したり、事前にSP1、SP2を別途インストールする必要はない。
なお、2004年に公開されたSP2ではセキュリティ面が強化され、いくつかの新機能が追加されるといった大規模なアップデート内容だったが、SP3ではパフォーマンスや安定性の向上がメインとなっており、前述したNAPとの連携以外に大きな新要素はない。
□ダウンロードの詳細 : IT プロフェッショナルおよび開発者用 Windows XP Service Pack 3 ネットワーク インストール パッケージ
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=5b33b5a8-5e76-401f-be08-1e1555d4f3d4
(久保 望)
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