日本の常任理入り肯定 胡主席、中国首脳で初中国の胡錦濤国家主席は7日の福田康夫首相との会談で、中国首脳で初めて日本の国連安全保障理事会常任理事国入りに肯定的な姿勢を表明した。首相は中国製ギョーザ中毒事件について「人命が失われた可能性があり、断じてうやむやにできない」と真相究明の意思を強調、重ねて捜査協力を求めた。日本外務省は、今回合意できなかった東シナ海ガス田問題に関し、共同開発対象海域の一部では双方の立場が一致したことを明らかにした。 首相が日本の常任理事国入りに支持を求めたのに対し、胡主席は「日本の国連における地位と役割を重視し、さらに大きな建設的な役割を果たすことを望む。今述べたことからこの問題での中国の積極的な態度を感じてほしい」と応じた。 両首脳は同日発表した共同文書「戦略的互恵関係の包括的推進に関する日中共同声明」でも「日本の国連における地位と役割を重視する」と明記。昨年12月に福田首相が訪中した際には、温家宝首相が「日本の常任理事国入りに対する願望に留意している」と述べるにとどまっていた。 チベット問題で胡主席は「今後も話し合いを続けていく」と明言。首相は解決に向けた努力を促した。 |
【共同通信】 |
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