中国チベット自治区で起きた暴動の犠牲者を追悼する「チベット・サポート キャンドル・ライティング」が12日午後7時から、福岡県久留米市六ツ門町の六角堂広場で開かれる。6年前からチベット難民の里親運動などに取り組む「久留米チベット文化交流会」が主催する。
当日は、広場に「チベットに真の自由を! 皆さんの手で!」などと書いたパネルを配置。ろうそく約200個をその周りに置いて点灯し、犠牲になったとされる約140人のうち、名前が判明した40人の名を読み上げ、冥福を祈る。
その後、ドキュメンタリー映画「ヒマラヤを越える子供たち」(約30分)を上映。
チベット自治区内では十分に学べないため、毎年数百人の子供たちがチベット亡命政府の拠点があるインドのダラムサラに向け、標高6000メートル級の山々を命がけで越えて亡命する姿を見せる。
会代表の中間令三さん(53)は「チベットで今何が起きているのか、どうして抗議行動が起きたのかを、一人でも多くの人に知ってほしい」と話す。
入場無料。中間さん090・2719・0258。【平野美紀】
毎日新聞 2008年4月10日 西部夕刊