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【社会】

無免許研修医を書類送検 10か月で600人診療

2008年5月7日 20時26分

 福島県警桑折署は7日、医師国家試験に合格後、医師免許を申請せず、無免許のまま研修医として約10カ月間、医療行為をしていたとして、医師法違反(無資格医業)の疑いで愛知県の男性(27)を書類送検した。

 調べに対し「忙しくて申請できなかった。最初に実家に置いてきたとうそを言い、本当のことが言い出せなかった」などと話しているという。

 調べでは、男性は2006年4月上旬から昨年2月中旬までの間、無免許で公立藤田総合病院(福島県国見町)や福島県赤十字血液センター(福島市)で研修医として勤務。計約600人に問診や注射などの医療行為をした疑い。

 藤田総合病院では内科や外科などに勤務し、県の依頼でセンターにも計15回派遣されていた。別の病院から昨年3月、無免許を理由に救急医療の研修を拒否され、発覚した。

 男性は昨年10月、医師免許を取得。現在は愛知県内の病院で研修医として勤務しているという。

(共同)
 

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